
お遍路を歩く中で時々生き物たちに遭遇します。
一番よく出会ったのはニャンコたちですが、ニャンコたちは改めて別の記事で紹介します🐈
今年の主役のうさぎさん
うさぎさんのライバルかめさん
道中毎日のようにカマキリさんに遭遇
雨の日に珍しいナナフシさんに遭遇
もふもふの蛾さん
信心深いキリンさんにも遭遇!?
時々すでに亡くなっている生き物にも出逢います。
蛇さんが多いのですが、時々もぐらさんやイタチさんが死んでいました。
そんな時はそっと道端や土のあるところに寄せて、土や落ち葉で覆いました。
そして光明真言を唱えます。
お遍路では各寺で般若心経と光明真言を唱えるのですが、光明真言は短くてこんな時にはぴったりです。
(余談なのですが、遍路宿や民宿で時々寝苦しく金縛りのようになることがありました。そんな時に光明真言を唱えるとなぜか体が軽くなり眠ることができました)
お遍路を歩いて生き物たちと出会う中で、改めて生命の尊さのようなもの身に染みました。
道中見つけた立て札にこんなふうに書かれていました。
ご先祖さまかどうかはわからないのですが、彼らとの宇宙的な繋がりをひしひしと感じます。
生き物たちと縁起でつながっている自分。
小さな生き物たちの中に自分を見ました。
すでに死んでしまった生き物たちを見ることで、死というものが自分の現実の一部になった気がしました。
生きていても死んでいても、彼らのような小さな存在たちは、その小さな体の中に尊さが凝縮されているような、そんな気持ちになりました。
ただ生きている生き物たちの純粋さを前にすると、自分がしがみついていた小さなこだわりや正義、意地やプライド、そんなものはいかに愚かだったか。
生き物たちの存在は、いつの間にかこだわりで固まっていた自分の心を少し溶かしてくれるようでした。