4月の春のオカルト祭りの時に"高野山の不思議な光” という記事を投稿しました。
十数年前に高野山で見た不思議な光について記事を書いて参加させてもらいました。
高野山の奥之院と呼ばれている場所は今でも弘法大使空海が永遠の瞑想をしていると信じられている場所です。
不思議は光は、奥の院へと向かう杉並木の途中で出会いました。
そして知り合いがこの高野山の光についての記事を読んでいてくれていて、これと同じ木を先日探に行ってくれました😊
これが彼がその木を見つけて撮ってきてくれた写真です。
光が写った木を違う角度から撮った写真と比べてみると、空洞の形が少しだけ広がっていますが、そっくりな形をしています。
さらに花瓶や中の賽銭箱も同じもののようなので同じ木で間違い無いと思いました。
色々な点で時間の経過を感じますが、同じ木が残っていたことがとても嬉しかったです。
そして昨日から再び高野山に来ています。
再びこの木に出会えれば自分の中で何かが完結する気がしていました。
この杉並木を通って空海が今でも瞑想すると言われている奥之院へと向かいます。
内側に見える苔だらけの不思議な世界。杉と苔、そしてシダが作る不思議な緑の空感です。
今日の朝は雨が降っていたので余計に緑が濃厚なように感じました。
これは五輪塔。
アジアの哲学の五大元素(地、水、火、風、空)を表しています。
初めは何もないスペース(真空・空)しかありませんでした。
その空の中に原初の揺らぎが生じてそれが波紋のように広がり”風の要素”になります。
風が次第に強くなると電気性を帯びてやがて光あるいは”火の要素”になります。
火がどんどん濃縮していくと流動的に粘度をを増して”水の要素” になります。
水が凍りつくと個体的な”地の要素”になります。宇宙の万物はこの5つの要素からできていると信じられています。
とにかくいたるところに苔が生えていて歩いているだけでヒーリング効果がありそう。
可愛らしい苔玉。
お地蔵さんの背中も苔だらけ。
観音様も緑の世界に同化してしまっています。
注意深く道端の木を見ながら歩いたのですが、何度探しても目的の穴の開いた木が見つかりませんでした。
見つからないまま奥の院までたどり着いてしまいました。しょうがないのでそこから引き返します。
でも見つからないのでまた向きを変えて引き返します。
そして同じところをうろちょろしながらようやく見つかったのがこの木。
奥之院へと続く道のとても目立つところにありました。
拡大してみると中のお地蔵さんも同じです。
先日見つけてくれた時の写真よりも空洞の奥の方が欠けていてより深くなっています。それと以前にあった花瓶がなくなっていました。
ですがこの木に間違い無いので、お酒と高野槙と呼ばれる杉の枝をお供えしてきました。高野槙(コウヤマキ)とは、高野山ではお花が少ないので神様にお供えするときは杉の枝で作った高野槙をお供えするのが普通です。
残念ながら今回は不思議な光は写りませんでしたが、この木の空洞にお供えをして手を合わせることで、自分の中で何かが完結した気がしました。
とても清々しい気持ちです。
でもなぜわかりやすい場所にありながらこの木を見つけられなかったかというと。。
この木はすでに切られていて切り株になっていたからです!!
十数年前にこの木を見た時は大きな背の高い木でした。探しているときにも初めから切り株は気にかけずスルーしていたからでした。
気が付いてみると何て事はないのですが、高い木に違いないという先入観があってなかなか見つからなかったようです。
十数年という時の流れをまざまざと感じさせられました。
切り株になっていても見つかったときに感動は大きかったです😊
そしてその後、空海がまだいると言われている奥之院を参拝しました。
奥之院の御朱印もゲット。
この御朱印は自分にとって大きな記念になると思います。
今回再び高野山を訪れて同じ木に会えたことに感謝の気持ちが湧いてきます。