古代の人々は、神話を利用して説明できないことを説明してきました。例えば、大雨が降ったら、空にいる神様が涙を流しているんだ。というような具合に。
つまり古代では神という絶対的なものが存在すると思われており、人々の営みはその絶対的なものを中心に行われていました。
しかし、現代ではそのような絶対的なものは存在しません。時代の流れは加速し、世代が10歳違うだけで、価値観も異なる。そのような時代になりました。
数年前までの常識が非常識になり、数年前まで重宝されていた知識が、過去のものとなる。
そんな時代に絶対的なものを定義するのであれば、それは自分自身が変化し続ける人になるという価値観ではないかと思います。
ちょうど、フランスの思想家ジル・ドゥルーズが提唱するノマド思考のように。