日本の総人口は現在1億2500万人程度ですが、少子化によって2050年には1億人、2100年には6000~8000万人になると予測されています。さらに高齢化によって生産世代の人口がどんどん減少していきます。
一方、現在76億人程度の世界人口は、2100年には110億人を越えると国連が予測しています。
参考:https://esa.un.org/unpd/wpp/
2050年まではインドを中心としたアジア圏、2100年まではアフリカが中心となり人口が爆発的に増加。 しかしこれは出生率の上昇ではなく、寿命の伸びによる人類全体の高齢化が主な原因となるようです。
人口減少によりGDPの成長が鈍くなるのは間違いないありません。しかし、生産性を急激に成長させる=イノベーションにより、人口が減少しても経済は成長することができます。
OECD(経済協力開発機構)によると、イノベーションは
「プロダクト=製品・サービス」
「プロセス=生産・流通」
「組織」
「マーケティング」
の4つに分類できます。これらのイノベーションを起こすことができれば、日本の未来も少しは明るくなるのかも…しかし、イノベーションはどうすれば起こすことができるのでしょうか?
過去の歴史を見れば、通貨・蒸気機関・コンピューターなどの新たなテクノロジーはインフラとなって経済・産業革命・ITなどイノベーションを起こしました。
そしてイノベーションが起こり新たな価値が創出されます。これらの価値に基づいた研究が進むことでテクノロジーが生まれる。この循環はこれからも変わらないでしょう。
この好循環を生み出すための最初の一歩は、新たな価値観を持つ若い世代が自由に研究に打ち込める環境作りです。こういう思考を国、地域、家族が持つことができたなら、日本は少し明るくなるんじゃないかなぁ?
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