NATO加盟国フィンランドとスウェーデンの加盟議定書に署名
NATOに加盟する全30カ国は5日、ブリュッセルの本部で、北欧のフィンランドとス
ウェーデンの加盟議定書に署名した。 2国とも冷戦時代から維持してきた中立政策を
覆し、5月中旬に加盟申請を行った。6月28日反対していたトルコが賛成に転じて承認
された。これはクルド問題において、両国がトルコの要求を呑み、譲歩したことによ
り実現した。加盟各国での批准手続きが順調に進めば、年内にも加盟が実現する。こ
れによりNATOの防衛力は強化される。
プーチン大統領の反応は?
ロシアのプーチン大統領は29日、NATOがフィンランドとスウェーデンの加盟で合意
したことについて、「軍事施設を設けた場合、相応の対抗措置を取る必要がある(6月
30日朝日新聞デジタル)」と牽制。特にフィンランドは、ロシアと南北約1300kmの
国境を接しているため、加盟した場合ロシアにとって大きな脅威となることが考えら
れる。