コンプレックスのない人っていないと思う。
容姿、学力、性格、生活環境などなど。
いろんな人に会えば会うほど比較対象が増えて、コンプレックスを感じることって多いと思います。
特に容姿。
このコンプレックスは思春期からつきまとってくるくせものです(笑
私もとっともコンプレックスが多い人間でした。
一重でほそ〜い目、だんごっ鼻。
そして1番のコンプレックスが身長。
女性で170cm。
学生時代はこれがどれほど嫌だったことか。
1ミリでも背が低く見えるよう背を丸くして歩いていたものです。
背の順で並ぶ時には身長を低めにサバを読み、一番後ろにならないようにとどんなに願っていたことか。
身長を低く見せたいー
でもヒールは履きたいお年頃。
19歳のある日、思い切って6cmヒールを履いて電車に乗り込みました。
今でも忘れない、あの時のこと。
地下鉄に乗って座ろうとしたその時、
「でかっ!!」
という声と笑い声。
座ろうとした席の前に座ってた男子学生のグループが私を見てそう言ったのです。
「でけえ!」
そういいながら笑われ、私はいたたまれなくなって車両を変えました。
今だったらその男子たちに「あなたたちは小さいねえ」と笑顔で嫌味のひとつも言えるのですが、当時はただただ恥ずかしくて。
スタイルが良ければ、顔が良ければモデルの道も開けるのに、ただ背が高いだけ。
なんで私、こんななの、、、
そんな私が自分の身長に自信をもてるようになったきっかけがイギリスに短期流がしたことでした。
イギリスでも田舎にいけば白人世界でしたがロンドンはー
そこは日本と違って人種も身長も国籍も多種多様な世界。
女性で身長180cmの人でも当たり前にヒールを履きこなし、それにどうこう思う人もいない。
そりゃそうだ。
身長の高低どころか、肌の色、目の色、髪の毛の色、みーんな違う。
違って当たり前。
身長が高い?それがどうした。
そう言われているような気さえしました。
ロンドンをヒールを履いて闊歩しました。
気持ちいいっ!!
あの子誰も背が高いねえ、なんて言わない。
きっと目にもはいっていない。
髪をブロンドにしてみました。
気持ちいい!
誰も何にも気にしない。「あら、はなふさ髪を染めたのね」でおしまい。
気持ちいい!!
そこから私はコンプレックスから解放されました。
自分が生きる場所を変えれば、コンプレックスはコンプレックスじゃなくなってしまう可能性があります。
もし今あなたがコンプレックスを抱えていたら
悩んでいたら
一度生きる世界を変えてみるのもひとつかもしれません。