できる自分でいたい(=できない自分でいたくない)から、テストで高い点数を取るために勉強をし、高い順位を死守してきた
できる自分でいたい(=できない自分でいたくない)から、部活のソロコンテストで良い結果を残すために練習をし、結果を残した
できる自分でいたい(=できない自分でいたくない)から、トップとして恥じぬような演奏をするために練習をした
できる自分でいたい(=できない自分でいたくない)から、地元で一番の進学校に行くために勉強し、その高校に合格した
できる自分でいたい(=できない自分でいたくない)から、問題を誤答するたびに自分の出来の悪さにショックを受けて泣きながらも勉強を続けた
できる自分でいたい(=できない自分でいたくない)から、叶えたい夢を叶えるために第1志望の大学に行くために勉強をし、大学に合格した
結局その夢は様々な現実を目の当たりにして夢ではなくなってしまったけれど、第1志望の大学に入ったこと自体に悔いは無い(ただ、夢が夢でなくなった今となってはやり直せるなら違う学部に入っていたなとは思う)
できる自分でいたい(=できない自分でいたくない)から、夢もなくなりやりたいこともなく日本の就活システムを批判すらしていた中でも大手企業を受けてとある大手企業から内定を頂いた
自分はエリートだと思っていた、いや、自分はエリートでありたいと思っていた
でも、ただの凡人が努力をしただけにすぎなかった
ただ人よりプライドが高く負けず嫌いの凡人が、本当に能力のある人間に追いつくために、必死にもがき、必死に食らいついてきただけだった
自分はエリートではなく、ただの人よりプライドが高く負けず嫌いの凡人だった
今まで必死に頑張ってきたことに悔いは無いし、むしろ頑張ってきて良かったと思う
しかし、この現実に直面し、自分は今後何のために何を頑張ったら良いんだろうと、頭の中でグルグル考える
世の中にはとんでもないエリートがまだまだたくさんいて、元々能力のある人間がたくさんいて、
その世界で自分は頑張れるのだろうか、生き残っていけるのだろうか
人生何が正解なんだろう