こんにちは。気づいたら紅白大運動会で新人賞入賞してました、Hammersonです。
最近はクリスペではなかなか勝てず、ランク戦もギルド戦も渋い思いをしています。
なぜナーフされたんだ、業火の嵐。。。
アンデルセンじゃ微妙に遅いからインプでどうにかするしかないが、クラブシーフで簡単に破産するのは本当に納得がいかない。
コントロール赤が輝くのはまだ先になりそうですねー。。。
さて、今回はクリスペの話題から一時離れます。
まずはこちらをご覧ください。
パッとみた感じ、ごく普通の風景写真に見えるかと思います。
これを撮影されたのは「西師千尋」さんという方で、ある主題に基づいた写真を定期的にInstagramに投稿されています。
次の写真も同じシリーズです。
いかがでしょうか?
この作品に隠された「ある主題」にはお気づきでしょうか?
もう一つ見てみましょう。
このあたりでお気づきの方、ぼちぼちいらっしゃるかと思います。
これらの投稿、風景に紛れるように“電気マッサージ機(以下電マ)”が写っています。
そう、西師さんの作品の主題とは「電マを主題としてエモい写真を撮る」ことであり、これらの作品には短文と共に“#今日のエモ電マ”というタグが付けられています。
たとえば、直前の写真には、「いつか繋いだ手が、しわくちゃになっても。」というコメントが付けられており、レトロな雰囲気が満載の田上駅のホームの階段で寄り添う2本の電マを擬人化して、物語性を付与していることがうかがえます。
ちなみに、白い方が「ジャスティン」、ピンク色の方が「テイラー」と名前がついているようです。
特に日本人に強く見られる傾向だと思うのですが、頭と胴体、あるいは目と口や鼻など、ヒトに近い姿を持つ無生物をヒトになぞらえ、物語に結び付けることが頻繁にあるかと思います。
電マ自体も、こけしになぞらえられることが多く、擬人化の対象として非常に適していることがわかります。
この写真になると、コードの絡まり具合なんかにも意味合いを見出してしまいそうなほどの物語性がありますね。
最近の投稿では、「アンジェリーナ」という黒い電マも登場するようになりました。
さて、ここまで私がごくごく真面目に解説しているのを
「いや、電マてwww下ネタやないかwww」
といった感じで読み進められている方がほとんどだと思います。
えぇ、メンタリストだからわかります(?)
そう、マッサージという本来の用途を逸脱した使い方(詳細は割愛します)が有名になってしまったため、アダルトなイメージに結び付けられがちな電マ。
それを、シリアスな物語を内包し、写真として残す。
その二律背反性こそが、この作品群の骨頂なのだと、私は考えています。
これは果たして、ただのスカムギャグなのか、それとも芸術なのか。
その判断は、見る人によってさまざまだと思います。
ただ、私自身は、これはまごうことなき芸術表現だと考えています。
「鑑賞者によって意見が異なる」「その意見の差について議論の余地がある」という点で、ダダイズムに通じる現代アートの要件を満たしている、と私は考えています。
私がこのように筆を執っているのが、筆を執らずにいられないと感じたことが、その証左たりえるでしょう。
さて、この電マ越しの風景、あなたにはどう映りましたか?
皆さんのコメント、お待ちしてます。
ではでは。