書名 Pythonで儲かるAIをつくる
著者 赤石雅典
発行 日経BP
ページ数 379
ジャンル 技術書・専門書
機械学習の初心者が、機械学習を体系的に学ぶことができる本です。機械学習の処理手順(開発手順)をパターンごとにソースコード付きで解説しており、非常にわかりやすくておすすめです。
・分類
・回帰
・時系列分析
・アソシエーション分析
・クラスタリング
・次元圧縮
(1) データ読み込み
(2) データ確認
(3) データ前処理
(4) データ分割
(5) アルゴリズム選択
(6) 学習
(7) 予測
(8) 評価
(9) チューニング
私はトレードbot開発に機械学習を応用したかったので、回帰と時系列分析を中心に読みました。
いくつかの補助的なデータを使い、数値を予測するモデル。
過去の測定データから、将来の数値を予測するモデル。
違いがわかりにくいですが、時間・季節が値に影響を及ぼしたり周期的なデータの場合は時系列分析を使い、そうでない場合は回帰を使います。また、回帰は短期の予測、時系列分析は中長期的な予測が得意です。
どこの都道府県にも、「工業技術研究所」や「工業技術総合センター」と呼ばれる組織があります。ここは製造業の支援組織で、最近機械学習や人工知能の現場への応用を研究しています。例えば、製品の外観検査をAIで行う方法の助言を企業に対してするなどです。
新潟県工業技術総合研究所に機械学習の知見を求めたところ、私は製造業ではないのでやんわり断られましたが、この「Pythonで儲かるAIをつくる」を紹介されました。この本を読んで試行錯誤してくれとのこと。確かに手順・パターンがよくわかって読んで良かったです。
次は時系列分析を行うメタ社のライブラリ「Prophet」を使ったトレードbotを作り、回帰のbotと比較してみようと思っています。
Prophet:
以上