スイスのバーゼル近郊での自転車旅行の記録(2015年5月)。バーゼル駅で借りたレンタサイクルで下記のサイクリングコースを回った。
Rent a Bike 自転車レンタルサイト
Baselbiet Tour: Basel–Liestal–Rheinfelden–Basel
このツアーではバーゼルの多彩な景色を観ることができる。バーゼル州内ではバーゼル中心部やErgolz渓谷にあるLiestal、Sissachの町並みを観ることができる。Frick Valley Juraの緩やかな起伏の丘陵地帯ではたくさんのチェリーの木があり、最後には美しいRheinfeldenの景観を楽しめる。
距離:65 km (道に迷ったので70kmぐらいは走破したかな・・・)
未舗装路: 3 km (もっと未舗装路は長く10kmぐらいあった気がするが)
Requirements: medium
Conditions: medium
高低差:約350m
サイクリングツアー時間: 10:00~18:00
SwitzerlandMobilityのウェブサイトでは、他にも多様なサイクリングコースが紹介されていた。各人の体力に合わせたコースを選べば問題無いかな。
バーゼルを通るサイクリングコース
---------------------------------------------------------------------------------------Baselbiet Tour (Basel–Liestal–Rheinfelden–Baselのサイクリングコース)の風景写真
バーゼル駅:ここからスタート。バーゼル駅の地下1階で自転車が借りられます。レンタサイクルについては次の記事で紹介。
バーゼル市内:閑静な町並み。多くの人が自転車で走っています。
バーゼル市内 ライン川:たくさんの船が行き交う。流れはけっこう早い。川の流れる力と両岸にはったロープを利用して、向こう岸までいく観光船に1.5CHFで乗れた。自転車を持ってその船に乗れるかどうかは不明。自転車に寛容な国なのでOKかも?
バーゼル中心部をでて住宅街、郊外の街を通り抜けて山の方へ移動。郊外の街の写真はあまり撮る時間がなかった。多く人がサイクリングを楽しんでいた。スイス人は脚力があるのか、次々と速いサイクラーが僕を追い抜いていく。
だんだんと畑・牧場が多い風景になってきました。天気も良く、とてものどか。
きれいな風景が続く。自転車の練習をしている親子連れ、夫婦でサイクリングしている人などいろんな人とすれ違った。すれ違うときに、たまに、ハーイ、メルシーとか挨拶。未舗装路でもマウンテンバイクなので快適に進める。スイスの幸せそうな日常生活を感じることができるコースだった。
Ormalingenの自転車標識とレンタルした自転車の写真。この標識の所で左折すると、だんだんと山の上り坂道になってきた。左折して少し行くとスーパーがあったので、水とチョコレートを購入した。トイレも貸してもらいました。ありがとう。
この辺で自転車の後ろに子供が乗れるカートを付けて引っ張りながら登っている人をみました。すごい脚力だ。
途中で謎の七夕の笹の飾りのような木がありました。何の行事だろう?
やっとの思いで山頂まで登った所。疲れきって自転車を手押しで登った。無理せず楽しく行きましょう。今さら引き返せない所まで来てしまっているしね。途中、二人乗りの自転車の夫婦が挨拶しながら僕を追い抜いて行きました。いろんな自転車があるなあ。
山の上にも牛がいた。牛に挨拶すると、牛がジーっとこちらをみてきたので、日本から来たと話しかけてみたら、モ~~と返事してきた。トラクターで畑の草を刈っているところをしばらく眺めて休憩。
途中林道もあって、林の中は涼しくて気持ちいい。
なぞの建物。サイロかな?UFOではないようだ。
道中で芝生がとても綺麗なサッカー場を4箇所見かけた。こちらでは芝生のサッカー場は普通に近所にあるようだ。芝生にあった気候なのだろう。
ライン川沿いの道。川沿いだから、バーゼルまでずっと下り坂だー、やったーもうこがなくていいぞー、と思い込んでいたけど、上り坂もありました・・・。あと少し。
途中、大手製薬会社のNovartisの研究所が有りました。バーゼルは製薬、化学工業等の産業が多いようです。
夕方になりものすごくお腹が減ってきた。さっきのスーパーでもう少しチョコレート買っておけばよかったと後悔。
最後はスタート地点のバーゼル駅に戻って、18時ぐらいに無事に自転車を返却した。その後、ホテルに返ってすぐにシャワー浴びて、ディナーへ向かった。
スイスは5月だと21時ぐらいまで外は明るいので、それほど焦りはなかったが、返却締め切り時間すぎると次の日の返却になるので、余裕を持って行動したい。
バーゼル中心部の混雑している所は自転車を手押しで歩道を歩いた。こちらは交通ルールが厳しいので要注意。
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スイスは観光立国でサイクリングの道が整備されており、気持よくサイクリングできた。ただ、スイスのレンタサイクルに関して、日本人にもわかりやすい情報は少なかった。今後、他にスイスでレンタルサイクリング体験をした人々が情報をブログなどに記録すると良いかと思う。
こちらの自転車は車と同じように右側通行で道路を走る。日本と反対なので慣れるのに時間がかかった。サイクリングに行く前に交通ルールを把握しておくのと、海外旅行保険内容の確認(自転車事故の被害・加害の保障、E-bikeの場合も補償範囲か?等)はしておきましょう。
今回のサイクリングでは、僕は準備をあまりせず少し無謀な挑戦だったが、運良くトラブルもなく完走できた。この旅行記を見てスイスでのサイクリングをレンタルで楽しんでみたいと思う人は、僕よりかは用意をしっかりしていったほうが良い。サイクリングコースの選定については次回の記事(スイス バーゼル サイクリング2: コース選定 自転車, Swiss Basel cycling tour course planning)に書いた。一番重要なのはスマホのGPS地図機能だった。(ちなみに、僕はサイクリングを趣味に活動しているわけではない(更に日頃あまり運動していない・・・)ので、心配症な方は、もっとサイクリングに詳しい人のサイトを参考にして準備したほうが良い。)
もし旅行会社でサイクリングツアーとかあれば、準備万端で安心で楽しいツアーになるだろう。ツアーガイドが丸一日掛けて自転車で旅行者を引率するようなツアーは日本の大手旅行会社ではみかけないが、ウェブ上で現地ツアー会社が催行している楽しそうなサイクリングツアーをいくつか見かけた。また機会あれば行きたい。