ビジネス

【DX成功の鍵は人材選び!】目的別DXマップで自社に最適なデジタル人材をGET

AITABI's icon'
  • AITABI
  • 2023/04/29 05:45
Content image

 

こんな悩みがある企業・自治体さんへ

・デジタル人材育成、何から手をつけたらいいかわからない

・とりあえず手探り状態でDXに取り組んでいる

・そもそも自社にとって「どんな人材が必要なのか」判断つかない

 

目次

この記事で学べる内容

目的別DXマップ

マップの使い方

取捨選択のステップ

DX推進とデジタル人材の判断軸

 

この記事で学べる内容

・DXで何を達成したいのか「目的」が明確になる

・目的達成に必要な「行動と人材」がわかるようになる

まず最初に、前回までのおさらいです。
デジタル人材には「5つのタイプ」が、ありましたよね。

⬇︎全体像がこちら

⬇︎まだ前回の記事を読んでない方は、こちらからどうぞ。

 

今回の記事では、
これからDXを進めたい方や、すでに取り組んでいるけど手探り状態の方が、「目的別DXマップ」を使うことで、以下のことが分かるようになります。
 

「DXで何を達成したいのか」=目的

「何をすればいいのか」=行動

「誰が必要なのか」=デジタル人材

 

目的別DXマップ

このマップは、自社がDXで何をしたいのか、今取り組んでいることは何か、全体像の把握ができるように作成しました。

※こちらは簡単に理解するため用のものです。実際にDX化する際は、複数の目的が絡み合うと思いますので現状分析・可視化などから行う必要があります。

 

マップの使い方

①目的を選ぶ
赤枠の部分を見て、この中から1つ、DXで達成したいことを選んでください。

②やりたい事を選ぶ
青枠の部分を見て、この中から1つ、DXでやりたいことを選んでください。

ここまでの
赤枠「ビジネスモデル変革」

青枠「コスト削減」

が、「DXで何を達成したいのか」=目的 
と、なります。
 

言い換えると、

私の会社は、
「DXで、 ビジネスモデル変革をして、 コスト削減をしたい」

となります。
そして次に、目的を達成するための、

③行動を知る
黒枠は、「何をすればいいのか」=行動 を表します。

例えば、以下の場合。

赤枠 ➡︎ ビジネスモデル変革
青枠 ➡︎ コスト削減

交差する場所は、黒枠の「先端技術の導入」です。

つまり

目的:
私の会社は「DXで、 ビジネスモデル変革をして、 コスト削減をしたい」

行動:
そのためには、「先端技術の導入」 をする

と、なります。
そして次に、目的達成するために、必要な人材を確認します。


④必要なデジタル人材を確認する
緑枠を見ることで、どのデジタル人材が必要なのかわかります。

黒枠の「先端技術導入」をするためには、どんなデジタル人材が必要なのか。緑枠を見てみると、以下の職種が必要となります。

・ビジネスアーキテクト
・テックリード
・ビジネスデザイナー
・データサイエンティスト

つまり
 

目的:
私の会社は「DXで、 ビジネスモデル変革をして、 コスト削減をしたい」

行動:
そのためには、「先端技術の導入」 をする

必要な人材:
・ビジネスアーキテクト
・テックリード
・ビジネスデザイナー
・データサイエンティスト

と、なります。
次に、自社にとって必要な人材の、取捨選択をします。
 

⑤取捨選択する
例えば、さっきの例で説明すると、DXでビジネスモデル変革するために、先端技術導入をする。

そのために必要なデジタル人材は、「4つの職種」がある事がわかりました。この4職種のうち、自社にとって必要な人材の優先順位をつけて、取捨選択していきます。

4つの職種
・ビジネスアーキテクト
・テックリード
・ビジネスデザイナー
・データサイエンティスト

 

取捨選択のステップ

①デジタル人材・全体像を見る
②必要な人材の優先順位を確認する
③自社の人材を洗い出す
④取捨選択をする
⑤育成or採用or協業を決める

デジタル人材・全体像を見る

②必要な人材の優先順位を確認する
優先順位は、
役割:①全体設計〜⑤保守&運用の部分が、
①(高い)>  ⑤(低い)と考えてください。

さっきの例で考えると、

優先順位1 : 全体設計
ビネスアーキテクト
テックリード
ビジネスデザイナー

優先順位2 : 分析&活用
データサイエンティスト

となります。

③自社の人材を洗い出す
すでに自社に在籍する人材と、不足してる人材を可視化します。

✖️→自社にいない人材
◎→自社にいる人材

優先順位1 : 全体設計
✖️ビネスアーキテクト
✖️テックリード
✖️ビジネスデザイナー

優先順位2 : 分析&活用
◎データサイエンティスト

次に、不足してる人材のうち、
本当に必要な人材を、絞り込みます。


④取捨選択をする
考え方としては、以下のようになります。

目的:
私の会社は「DXで、 ビジネスモデル変革をして、 コスト削減をしたい」

行動:
そのためには、「先端技術の導入」 をする

必要な人材:
優先順位1
 ✖️ビネスアーキテクト
 ✖️テックリード
 ✖️ビジネスデザイナー

優先順位2
 ◎データサイエンティスト

↓となると

DXでビジネスモデルを変革をしてコスト削減するためには、全体設計をする人(優先順位1)が必要だな。

↓ということは

以下の誰かは必要ってことだな。

優先順位1 : 全体設計
✖️ビネスアーキテクト
✖️テックリード
✖️ビジネスデザイナー

やりたいことはコスト削減で、そのための行動は「先端技術導入」をすること。

↓ということは

テックリード(役割:システム設計〜開発、導入)は、絶対必須になるな。
それにビジネスモデル変革するなら、利益もアップさせたいな。

↓ということは

ビジネスアーキテクトかビジネスデザイナーも必要だな。
今回は、3つの事業のうち、1つの事業だけビジネスモデル変革したい。

↓ということは

ビジネスデザイナー(役割:ビジネス戦略設計)がいたら大丈夫そうだ。

こんな感じで、考えていくことができます。

ここまでをまとめると、

目的:
私の会社は「DXで、 ビジネスモデル変革をして、 コスト削減をしたい」

行動:
そのためには、「先端技術の導入」 をする

必要な人材:✖️→自社にいない、◎→自社にいる
優先順位1 : 全体設計
 ✖️テックリード
 ✖️ビジネスデザイナー

優先順位2 : 分析&活用
 ◎データサイエンティスト

となります。

次に自社にとって必要な人材を、「どのように確保するか」を考えます。

⑤育成or採用or協業を決める

▼人材育成の場合
社内の人材を、デジタル人材へ育てる

メリット:
社員のスキルアップ、能力向上が期待できる
・外部からの採用コストを削減できる

デメリット:
・育てるのにお金と時間がかかる
・育成した人材が退職する可能性がある
・経営者視点、ビジネス視点が不足している可能性がある

▼採用の場合
中途採用で、デジタル人材を確保する

メリット:
既に業務経験を持っている
・短期間で即戦力となることが期待できる
・教育コストが少なく済む場合がある

デメリット:
・経営者視点、ビジネス視点が不足している可能性がある
・新しいアイデアや、発想を持たない可能性がある
・業務経験はあっても、知識やスキルが不足している可能性がある

▼協業の場合

①即戦力のフリーランスと協業する
メリット:
・柔軟な人員調整ができる
・知識、スキル、経験値の高い人材を確保できる
・専門性に特化した人材を確保できる
・自立して、主体的に動いてくれる人材を確保できる

デメリット:
・業務委託費用が高い場合がある
・コミュニケーションコストがかかる
・短期的な関係性となる可能性がある


②他社と協業する
メリット:
・人材採用活動の手間がかからない
・他社企業の経験、ノウハウを取り入れられる
・クオリティーや効率を向上できる
・新しいビジネスチャンスを得られる可能性がある

デメリット:
・協業相手の文化、方針が異なり、意思疎通が難しい場合がある
・トラブルが発生する可能性がある

ここまで読んでみてどうでしょうか。
DXで達成したい目的+必要な行動と人材が、わかった状態。

=「判断軸を持った状態」になることができたでしょうか。
 

DX推進とデジタル人材の判断軸

「DXで何を達成したいのか」=目的

「何をすればいいのか」=行動

「誰が必要なのか」=デジタル人材

「どのように人材を確保するのか」=育成・採用・協業

今回、お伝えした目的別DXマップは、思考整理をするためのものです。

 

次回は、
デジタル人材を育成するために知っておきたい、「共通スキルと職種別スキル」についてお話ししたいと思います。

採用時や、フリーランスとの協業時にも使える「判断材料」となると思いますので、お楽しみに◎

 

 

Supporter profile iconSupporter profile icon
Article tip 2人がサポートしています
獲得ALIS: Article like 61.84 ALIS Article tip 4.20 ALIS
AITABI's icon'
  • AITABI
  • @hasezo
「自分らしく生きる=Well Being 」を軸に、自分軸の見つけ方、自分らしい生き方・働き方・在り方を実現するためのライフスキルをお届け🌞 仕事も人生も、心から自由に、自分らしく生きよう◎

投稿者の人気記事
コメントする
コメントする
こちらもおすすめ!
Eye catch
クリプト

いま頑張って働いている人たちへ【仮想通貨】でカンタン貯金UP!~バイナンスの使い方初心者編~

Like token Tip token
8.64 ALIS
Eye catch
テクノロジー

iOS15 配信開始!!

Like token Tip token
7.20 ALIS
Eye catch
ビジネス

Gamestonk!! 〜ゲームストップ株暴騰の背景〜

Like token Tip token
6.02 ALIS
Eye catch
ビジネス

海外企業と契約するフリーランス広報になった経緯をセルフインタビューで明かす!

Like token Tip token
16.10 ALIS
Eye catch
ビジネス

【最新】Braveブラウザの素晴らしさを語る【オススメ】

Like token Tip token
20.02 ALIS
Eye catch
クリプト

【第8回】あの仮想通貨はいま「テレグラム-TON/Gram」

Like token Tip token
69.90 ALIS
Eye catch
他カテゴリ

ウッドショック(´°д°`)↯↯

Like token Tip token
5.39 ALIS
Eye catch
ビジネス

最低賃金の推移2021。

Like token Tip token
26.94 ALIS
Eye catch
クリプト

Bitcoin史 〜0.00076ドルから6万ドルへの歩み〜

Like token Tip token
947.13 ALIS
Eye catch
他カテゴリ

Decentralizationについて語る時に僕の語ること

Like token Tip token
11.20 ALIS
Eye catch
クリプト

17万円のPCでTwitterやってるのはもったいないのでETHマイニングを始めた話

Like token Tip token
46.60 ALIS
Eye catch
クリプト

Bitcoinの価値の源泉は、PoWによる電気代ではなくて"競争原理"だった。

Like token Tip token
159.32 ALIS