素人の元所持者が話すアンティークコイン投資は素人が手を出しちゃいけない理由

こんばんは。葉月です。

早速ですが、みなさんは『アンティークコイン投資』というのをご存知ですか？

知らない方の為にザックリとした説明をしますと、アンティークコインとは大体100年くらい前の金貨や銀貨といったコインのことです。

で、このアンティークコインの魅力は何かと言いますと

①希少性

→減ることはあっても増えることがない為、価格が上がりやすい。

 

②デザイン・歴史的背景

→好きな国や時代のコインを実際に持つことができる。

ちなみに、僕がこのコインを買った理由は『フリーメーソンのデザインが入ってるのがかっこいい』からでした。

 

③資産価値がありつつ、コレクションとしての楽しみ方がある。

→今の時代実物のない資産ばかりの中で、アンティークコインは資産価値としての機能を持ちつつ、コレクションや所有欲を満たすといった機能もある。

といった様々な観点があり、世界中には多くのファンがいるほか、富裕層の人たちの資産運用としての役割を果たしているみたいです。

そんなアンティークコイン投資ですが、実は僕もそのファンの中の一人でした。

理由としては至ってシンプルで、今話題のビットコインみたいに数が減れば価格が上がること。

そして、あとはビットコインよりもアンティークコインの方が信頼性があり、かつデザインもかっこいいのが多いからでした。

とは言え、そんなに投資にお金を回すことができません為、上記の画像にあるダカット金貨に関しては当時（2015年）に65,000円で購入し、大切に保管してました。

が、結論から先に申し上げますと先日損切り（売却）してきました。

しかも、買取価格4万円で（白目）

いや、別にいいんです。

投資には原本割れのリスクがありますから、正直このマイナスは勉強代として受け入れてます。

しかし、この売却に至るまでの経験を踏まえ、僕が言いたいことは

『投資の手段の一つにわざわざアンティークコイン投資を入れる必要はない』

と言いたいです。

今回の記事では、その理由を簡単にですが書いていきます。

【理由1.】まともに売れるところが少ない。

もうこれがこの記事の本質と言ってもいいです。

正直ここ読んだらブラウザバックしていいくらいにこれが事実です。

僕は上記の金貨を売る為に下記の買取サービスとお店を使いました。

①バイセル

②買取福ちゃん（上野店・新宿店）

③銀座コイン

で、ここまで利用して『アンティークコイン』として査定してくれた所は

・買取福ちゃん（上野店）

・銀座コイン

この二つしかありませんでした。

「じゃあ残りの所はどうだったの？」と言いますと、残りの所は古銭を買取ますよと謳っておきながら蓋を開けたら『金扱いとしての買取』として査定されました。

個人的に一番酷かったのはバイなんとかという所で、主張査定しに来てくださった方はとても丁寧な接客だったのですが、NGCが鑑定をしたことの証明となるケースを破壊して査定しようとしていたのが凄い良い気分しませんでした。

※NGCとはアンティークコインに等級をつけるところです。

NGC鑑定済みのアンティークコインは画像のように厳重なプラスチックケースに入ってます。

まぁ、そもそも『ケースを外してみてもいいか？』といった確認があったので『元に戻るなら』と回答した自分にも非がありますが、いくら

『古銭は金扱いとしての買取だから、ケースを取ってグラムを測らないといけない』

と言った理由だからって無理くりケースを開けようとしていたのがとても頂けませんでした。

というか、そもそも『そういうの扱ってるんならアンティークコインの基礎知識くらい頭に入れて来なさいよ』って思った矢先に格安の買取金額を提示されたので速攻でお断りしたのですが、まぁ何か言いたいかと言うと

『アンティークコインは買うのは簡単だけど売るのが凄い面倒』

ということです。

実際、この金貨を購入したのはインターネットにある正式なコインショップでした。

買うのは本当に簡単です。

なにせ、普通にネットショップで物を買う感覚で選んでお金払うだけですから。

しかし、売却は本当にシンドイです。

正直に言うなら、この探し回った手間とかを考えたらすぐに購入や売却ができる資産を保有か売買していた方が遥かに楽です。

ましてや、コインに興味がないならなおさらです。

【理由2.】値上がりするコインなんて一握り

これは僕の考えなので大した信憑性はありませんが、今回の売却を経て

『4年近く持って25,000円のマイナスじゃいらなくね？』

と思いました。

いやだって、世の中には手間なく少額で投資ができて、かつ低リスクで運用もできる商品がいっぱいあるわけじゃないですか。

かつ、現物で持てて比較的簡単に売却できるものならゴールド（金）があるわけですから、わざわざそんな変化球な代物は持つ必要性はないと考えます。売るのメンドくさいし。

しかも、2015年に至ってはビットコインやXRPが今よりも大分安い時期だったのもあったので、大きくリスクを取るならこっち買いますよね。

まぁでも、ビットコインに至っては当時マウントゴックス事件の話が出ており、世間的にも

ビットコイン＝怪しいもの

といった認識が根付いていたので、この話はたらればの話になってしまいますが、

捻くれた性格をしていた僕はなぜか捻くれを残しつつも保守的にアンティークコインに走ってしまって悔しいという話です。

とは言え、アンティークコインに関してもとんでもなく値上がりしているものもあるそうです。

まぁ、『数が減ると価格が上がる』部分はビットコインと共通する部分があるので、そう言ったコインを持っている人は利益を期待できるのかと思います。

が、そんなコインなんて所詮は一握りしかないので、僕の見解としては

『アンティークコイン投資するなら他のをやった方がいい』

と言い切ります。

ただ『原本割れしてもいいからコレクションしたい！』って言う人にはオススメかもしれませんね。

それと、アンティークコイン投資関係のサイトは妙に怪しい雰囲気があるのは何なんですかね。原本割れリスクとかも書いてくれればいいのに。

以上、アンティークコインで養分と化したとある所有者のお話でした。

それでは、また次回の更新までノシ

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