こんばんは。葉月です。
今回は大街さん(@yaco)の企画である『夏の読書感想文コンテスト』の記事になります。
趣味が読書なだけあって個人的には嬉しい企画ですね。
さて、そんなわけで僕が数ある本の中から選んだ今回書評する作品はコチラ
スーザン・バーレイ作・絵/小川仁央さん訳の『わすれられないおくりもの』です。
【基本情報】
タイトル:わすれられないおくりもの
作・絵:スーザン・バーレイ
訳:小川仁央
出版社:評論社
ちなみに、今回の記事はこんな方にオススメします。
【こんな方にオススメ】
・子どもの読み聞かせ用の絵本を探しているお母さんお父さん
・この本を読み聞かせたことのあるお母さんお父さん
・短時間で感動したい方
・子どもの頃に読んだ記憶があって、思い出に浸りたい方
・いい大人が真面目に読んで書いた読書感想文に興味がある方
色んな意味でこれ気になる人は多いんじゃないかなぁと思います。
まぁ理由は凄いシンプルなんですけど
が理由です。
あとは、小難しい本はみなさんの方が読んでそうだし上手くまとめてそうなので、
じゃあ僕は親御さんやこの絵本を読んで育った人向けに感想を書こうと思った感じです。
それでは、以下が読書感想文になります。
つたない文章なのはお愛想で。
僕はこの『わすれられないおくりもの』を読んで「“死”は悲しいことじゃないよ」ということを教えて貰いました。
なぜこの本を読もうかと思った理由は、ここ最近自分が年を取ってきたのもあって
身近な人の“死”を少しずつ感じてくるようになったからです。
そんな気持ちの中で読んだこの『わすれられないおくりもの』は、まわりの誰からも頼りにされ、慕われている大変物知りな主人公のおじいさんアナグマが“自分の死が近い”ということを悟り、友達に悲しまないようにと言っていましたが、ある日おじいさんアナグマは長いトンネルをくぐって天国へ旅立ってしまいました。
かけがえのない友達を失った他の動物たちは深い悲しみに暮れるのですが、そんなおじいさんアナグマが残してくれた『わすれられないおくりもの』によってその悲しみを乗り越えていきます。
僕はこの本を読み終えて、いい年ながら心が熱くなりました。
特に印象に残ったシーンは残された他の動物たちがおじいさんアナグマの思い出を話すのですが、一人一人違った思い出や教えてもらったこと。
そして、その時に感じた感情の中でおじいさんアナグマは生きていて、他の動物たちの為になっているのを知った時に「僕もこんな存在になりたい」と思いました。
僕は今でこそ仕事やALISで人に物事を教えたりや、読み手の為になるようなことを書いているが、果たしてこのおじいさんアナグマのように優しくて、周りの人から必要とされている存在になっているかと考えると、余りできていないくて自分の心の弱さや狭さが浮き彫りになりました。
この本を読み終えて、自分の心の浅はかさや“死”に対する向き合い方。
そして、大切な者の“死”はとても悲しいことだけれど、それと同時に“自分たちが覚えてい続けている限り心の中で生き続けている”ということを学びました。
きっとこの先、僕の人生の中で大切な者の“死”を幾度か経験するだろうし、もしかしたら僕自身が何かの拍子に死んでしまうかもしれない。
もしも僕自身の大切な人が死んでしまったら、きっと心が張り裂けてしまうくらいに悲しむと思う。
けれど、僕が覚えてい続けいる限りその人は僕の心の中で生き続けていてくれて、人生をともに生きてくれるのではないかと思う。
それと同時に、もしも僕が死んでしまった時にはみんなの心の中で生き続けていられるような存在になりたいと思いました。
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いかがだったでしょうか?
個人的にはもちろん子どもにも読んで欲しい作品であると思いますが、この“死”に対する向き合い方を改めて考えるキッカケとして、ぜひとも大人の方にも読んで欲しいです。
ただ、物語の内容として少し重たいお話なので、子どもに読み聞かせるとしたら小学校低学年くらいからがいいのかなと思います。
ちなみに、僕が小学校低学年の頃に泣いた作品は金の星社の『かわいそうなぞう』と理論社の『でんでら竜がでてきたよ』の二冊ですね。
『かわいそうなぞう』は有名なお話ですが戦争による理不尽さと、どうすることの出来なさに泣き『でんでら竜がでてきたよ』は男心をくすぐる竜の登場の仕方と楽しいお話からの最後が寂しすぎて泣きました。
『わすれられないおくりもの』を含むこの三冊は、きっと子ども達の今後の成長に必要なことばかりを教えてくれるとても良い本です。
これらの作品は大人が読んでも何かを考えさせられたり楽しめますので、お時間があれば是非読んでみてはいかがでしょうか?
それでは、また次回の更新までノシ
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