不安定な身分である。シェアハウスなどの引っ越しが結構ある。
定職も定住も期待していないので、今後もこれは変わらないであろう。
そんな風だから自然に荷物は少なくなる。
しかし、捨てられないものもある。
その代表例が本だ。
本を捨てる時、かなり損をする気持ちになる。
それは心の航空券で、読んでいる・いないに関係なく、可能性を捨てるような気分に陥る。
単なる雑貨や何かであれば「必要ならまた買えばいい。買わなければ必要ない。」と割り切れる。
でも、本を買うのは偶然の要素が大きいので、「また」がいつ来るのか全く見当がつかない。
にも関わらず、「買わないなら必要ない。」と切り捨てられるほど、僕と本の関係はあっさりしていないのが困るのだ。。
ちなみに、電子書籍は情報源としては代替物だが、完璧には本の代替とは感じられない。
「画面に疲れたから、本を読もう」はありえても、
「画面に疲れたから、電子書籍を読もう」はありえないのだ。
目が疲れない電子書籍は単に画面が暗くて読みづらいだけだ。
そんな感じで、僕は本をあまり捨てられないのだが、
これが増えるとめちゃくちゃ荷物になって、引越しの度に負担になってしょうがない。
売るといっても手間と時間はかかるし、寄付にしても本そのものの価値はスルーされてお金に還元されるのが非常に悔しい。
読みたい人が僕の感激した本を読んでくれるというのであれば、喜んで無料で寄付するのだが、書店に安く取引された後に売れるかどうかもわからない状況は悲しい。
そんなわけで、本に関しては今は
・可能ならば、図書館に寄付する
・自分で持っておく
・泣きながら捨てる
の三択しか選択肢がない。。
もっと手軽に本を管理できないものか。。
①超大きな図書館に本を郵送可能
②その図書館の本の内容は全て電子化される
③黒い文字が浮き上がるアナログ形式のリーダーで読める
みたいなのがあったら、月額制でも買ってしまいそう。
それか単純に本が金に還元されないで、そのまま寄付されてほしい。