大阪でクリプトキッチンというブロックチェーンの勉強会を始めました。
https://blockchainosaka.connpass.com/
なにか、ブロックチェーンを使って作りたい!ということを念頭に、まずはどんなことをやるのにどのプラットフォームが向いているのかということを、知りながら開発を徐々に行っていこうという趣旨の会です。
プラットフォームを切り刻んで、コネコネして調理することを目標にしているので、真ん中のおっさんはちょっとマッドな感じにしました。あと、おっさんを囲むプラットフォームの画像は、政治的なあれでも変更されます。
4月18日に行われた会では、wavesplatformとIOSTを取り上げました。
## wavesplatform
wavesplatformに関して日本で語られることは少ない。しかし、私は以前からかなり関心を持ってみています。その理由は①DEXがかなり前から動いていること、②ステーブルトークンもあ使われていること、③トークンの発行が簡単にできることが挙げられます。
あと全てにおいてGUIで簡単にできるというのもポイントで、黒い画面が怖い人でもトークンがGUIで発行できます。
今回、Crypto-kitchenトークンを発行してみました。GUIで作れるのともう一つ、利点がありました。なんと、DEXですぐに取引ができるのです。
つまり、勉強会などでこれを持っていないと参加できない!みたいなことをやっても、wavesのDEXでそれがやり取りできます。つまり、上場とかややこしいことは関係なく、色々できるのです。
そして、モバイルウォレットもアンドロイド、IOSともに準備されていること、そして、アカウントを作るのが無料であることから、すぐに、会の参加者にトークンを配布することができました。
あと、最近スマートコントラクトを各言語、RIDEが発表されました。オレオレ言語どうよ?って話を会場でしたのですが、オレオレは開発する気がなくなるなぁというのが、ちょっとしたコンセンサスでした。
ちなみにwavesは4月で3周年とブロックチェーン業界では老舗のほうです。ほかにも結構面白いので、調査した濃い話を今後書いていければと思います。
調査資料 https://scrapbox.io/changmu/Wavesplatform
## IOST
IOSTは2月後半にメインネットがローンチされた最近のプラットフォームです。ちなみにわたしはノードになっているので、こっちはちょっと関係あるといえるかもしれないのでさらっと解説。
TPSも早く、スマコンもJavaScriptで書けるなど、良いですねーと思わされるとことが多くなっています。今後、アカウントを持ってなくてもブロックチェーンが利用できるツールが開発されているなど、今後も色々と注目したいところです。
こちらでもcryptokitchenトークンを作りました。こちらの良いところは、通貨を持っていなくてもトークンを送れることです。EOSなんかもそうですが、ブロックチェーンを使うのに、通貨は必要ないというのが最近のブロックチェーンの特徴です。ということは、トークンのやり取りが生まれやすいです。
しかし、アカウントを作るのが有料で難しかったりするというのが、この形式の難点です。IOSTは現在は無料でアカウントを作れるキャンペーンをやっていますが、有料になると、この辺トークンを活用するのに高いハードルとなるかもしれません。この辺はアカウントを持っていなくてもブロックチェーンが利用できるってのに注目しています。
あと、最近できたものなので、トークンを送ったりするモバイルウォレットがまだないというのも、ちょっとした難点です。しかし、一方でアドレスが意味の分からない文字列でないという特徴はちょっと良いかもしれません。簡単にトークンを送信できます。
調査資料: https://scrapbox.io/changmu/Singlarity_Hive_%2F_IOST
## まとめ
こんな感じで、トークン利用から2つのプラットフォームを比較してみました。そのほかエコシステム、ちょっとしたコードの書き方なども話しましたが、2つのチェーンを2時間で話すというのはかなり難しく、今後は一つにした方が良いなと思いました。
5月はハイパーレジャーでゴリゴリコードを書いてみようという話になっています。
私は個人的な課題として、EOSがどんな感じでアプリケーションなどの開発が進んで、どのような発展の仕方を見せているのかというのも調べてみたいなと思っています。
質問などは[@ogawahideyuki](https://twitter.com/OgawaHideyuki)まで。