未来は決まっており、自分の意志など存在しない。
こんにちはhikarumです。
普段、海外ミステリ・海外SF小説、人文系・科学系の教養本を読みます。
最近、再就職してしまい、前ほど頻繁に投稿出来なくなりました💦
今日は
本紹介です。
まだ、途中までしか読んでないですが、
かなり面白かったので、書きました。
タイトルは
未来は決まっており、自分の意志など存在しない。
心理学的決定論
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334045296
という、少しショッキングな題名です。
新書なので1000円程で買えます。
作者も前置きしてしてますが、
この本の内容は、科学的に100%正しいものというわけではなく
著者の個人的思想を(といっても、ちゃんと元にした研究や、本などは挙げています)を優先して書いたとのことで…
結構、ぶっ飛んでますが、枠にとらわれない考え方が面白かったです。
この本の大前提として
人間に自由意志など存在しない、
必要な情報さえあれば、人間の思考や行動は推量出来る…
とかいうみたいです。
一例として、一般的には
と、考えられてます。しかし、この章では
が起こる点について、
研究を引用されてます。
例えば、
私たちが、複数の魅力的な異性の写真を見て並べてみるとすると
好き(好み)
という感情が起こる前に
眼球運動(視線)
が、
その人をより多く見ているらしいです。
ではなく、
(素人としては、卵が先か鶏が先か、みたいですが、いちいち面白いです。)
また、最新の心理学では
だけらしいです。(後の章で、説明されるみたいなので楽しみです。)
この章はより過激で面白かったのです。
印象的な、部分は
自由意志
などなくて決まっているならば、
など
も、保護や支援をするべきでは?
と書いてありました。
(ここは書けば書くほど、気分害する人も出てくるかもしれないので、大雑把な書き方ですみません。
気になれば読んでみてください)
結局、人間の数%は
わけで、本人(➕まわりも)がどれだけ努力しても、矯正・更生出来ない部分はあるでしょう。
そもそも
矯正・更生する為に、脳をいじくるとか(本人の同意なしに)薬物投与するという方法も論外です。
といって、今みたいに刑罰だけで抑止するのは限界がある
結局のところ
喫煙者、ギャンブル依存
が一定数いるのと
同じように
小児性愛者も
一定数いる。
まだ、人々が生理的に許せるのは
喫煙者やギャンブル依存ではないでしょうか?
(たとえ、その小児性愛者がまだ犯罪に走ってないとしても)
その許せるという判断基準も
でしかないかもしれません。
作者はマジョリティというよりは
その数%のマイノリティの側
(シリアルキラーとかは、極端ですが、脳の障害や病気を持ってる側)
に立っているという感じです。
勿論、シリアルキラーと一般的な脳の障害を同列には筆者は考えてないので…
ちょっと、本の紹介としても難しいですね、不快な思いする人がいないように、書いてるつもりです。
他、アニメやサイコパスなど、色々な話題に触れてます。
なかなか、読書時間をしっかりとれてないので、良い紹介文になってない気がして、著者の方に申し訳ない気がします。
第3章以降も変わらず面白ければ、後半の内容も投稿しようと思います。