今日は子どもたちが依存しやすくなる理由をお話したいと思います。
運転すると性格が変わる人っていますよね?
車を運転すると気分が大きくなる人は
鉄の塊に守られて、簡単な操作でとても速く進むことができる事を快感に感じます。
まるで背中に羽でも生えたように身軽で自由な状態を感じて興奮しているのです。
ゲームの世界も似ていて
実際に自分の身体は使わないけれど、普段できないようなことができる。
とても自由で、脳は興奮状態にあるのです。
原始時代からみて暮らし方はだいぶ変わりましたが、
脳の機能はさほどあまり変わりがありません。
目で見たものに脳は反応するし。
頭で考えたことに脳は反応します。
実際に体を動かしていなくても
脳は体を動かした状態と同じように興奮しアドレナリンホルモンを分泌します。
アドレナリンホルモンの役割は
本来敵と出くわしたときに、逃げるか戦うかを判断し、俊敏に筋肉を動かすために脳が放出します。
アドレナリンホルモンとは快楽物質です。
ランナーズハイと言う状態も
アドレナリンホルモンによって起こる現象ですが、
命を守るために逃げ続けなければならない時に、脳が判断し、ハイパフォーマンスな活動ができるようホルモンを出します。
アドレナリンと言うのは脳内麻薬であり、
体にとっては毒なので、本来は必要最低限にしたいものなんです。
アドレナリンは体内で生成されるホルモンですが
体にとっては毒になります。
緊急事態が収まると、脳内で分泌されたアドレナリンを、肝臓が解毒します。
ゲーム中毒の子が体を使っていないのに疲れているのは
アドレナリンホルモンが絶えず出続け、肝臓が疲労しているからです。
加えてゲームをしながらポテトチップなどのスナック菓子を食べている子が多く
こうした菓子類も子どものエネルギーを消耗させ、ゲーム以外の事に気力がなくなってしまうのです。
お勧めの対策は
運動をさせることです。
運動することで、運動から得られる刺激によって出るアドレナリンホルモンを体験することにより、ゲームをした時に出るアドレナリンホルモンとの違いを体験できます。
また運動をすることで
肥満や糖尿病など若年性成人病のリスクも抑えられます。
運動を始めるのは比較的早い年齢がお勧めです。
中学校くらいになってから運動をやらせようとしても
体がついていかなかったり、周りと自分を比較してしまって引きこもりがちになってしまったりして逆効果になってしまうこともあります。
反抗期が始まる前に
お子さまにとってちょうど良いライフスタイルを作ってあげることをお勧めします。
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