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スマホ世代の闇 第2章 感情を使わないコミュニケーション

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  • homoeopathy
  • 2019/12/04 02:09

 

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みなさんは自分のお子様に何歳ごろから個人のスマートフォンを買い与えましたか?

 

比較的幼い年齢でも、塾に通うなどを理由にスマートフォンを買い与えられている子もいます。

最も多いのは中学の入学を期に、スマートフォンを買ってもらうケースだと思います。

 

何年か前に「スマホ18の約束」というアメリカ人の母親が息子と交わした約束分が話題となり、この約束を参考に約束を交わしている親御さんも多くいると思います。

 

この「スマホ18の約束」は親子関係がしっかりとできているうえで交わしているのでとても効力があります。

 

親が子どもを守っているという姿勢がしっかりと表れていて、子どももそれを素直に受け取っている形です。

 

しかし日本においてのスマートフォンの約束事情はあまりうまくいっているとは言えないようです。

 

スマホを置くように言っても
直ぐに横に置ける子どもは少ないです。

 

常に肌身離さずスマホを手にしています。


 

今日はそんな現状がなぜ起こっているのかについて
書いてみたいと思います。

 

日本では昔から美意識を尊重する文化を持っています。


躾の一つとして感情を出すことをあまり良くないと伝えている、あるいはそのような意識が暗黙の了解となっているところがあります。



その延長で、例えば「男は泣くもんじゃない」と言ったり、
癇癪を起こしている子供を周りの大人たちが受け入れることができず冷ややかな目線を送ることで、母親が困惑し厳しく静かにさせる躾をするケースなど様々です。

 

こうした背景から感情を出すことはあまり良くない、
落ち着き冷静でいることが美しいという意識があり、コミュニケーションがとりにくい子どもが増えているのです。

 

そんな子供たちにとってスマートフォンは好都合なツールです。

 

相手の目を見ずに、相手の感情を感じる必要なくコミュニケーションが取れる。


彼らは感情を使わずに伝えたいことを伝え、断られたらスルー。
そんな軽い使い方をしています。

 

コミュニケーションの新しい形と言えるのかもしれませんが、
私はここに子どもたちの心の闇を感じます。

 

最近ではファミリーレストランに大学生が集まると、同じ席に座っているのにスマートフォンで会話する。そんな子供たちもいるそうです。

 

なぜ子供たちはそんなにも感情を使いたくないのでしょう?

 

それはひとえに受け容れられないととても傷つくからです。

 

色々な思いはあったけれど、
その都度感情を出したときに「静かにしなさい」といわれたり、
「場をわきまえなさい」といわれたり、心の処理の仕方を教わることなく、気を読むことを強いられているからです。

 

感情がでたらどうして良いか分からない...
出すと怒られる...
いい子でいよう...

 

良い子になろうとすればなれるけど、
本心でない。

 

自己防衛反応として自分も感情を出さないし、
相手の感情も感じないようにしている。


これが現代の子どもたちです。

 

しかし私たち生身の人間はそのようにデザインされていません。

 

私たちは生身の肉体を持ち
日々心で色々な物事をとらえ
より良く生きるようにデザインされています。

 

一時的に感情を遮断しても
どこかで虚しさを感じ続けている。

 

いつしか積もり積もった感情が爆発し
何も理由を言わない不登校や犯罪に手を染める
あるいは激しい家庭な暴力へと発展していしまうのです。

 

スマホの問題は与える時に考えるのではなく、
スマホに依存しない精神を(心の処理の仕方を)教えておかなければなりません。


泣きたいときに母親の胸の中で泣かせてあげていますか?

 

自然と母の胸に泣きに来るようにするには
生まれた時から親と言う存在が子どもと深い絆でしっかりと結ばれていることが大切になります。

 

条件付きの愛ではなく
無条件で子どもの存在を愛するということ。
この事が不可欠になります。
 

そのような教えがやがて
自分を愛することに繋がります。

 

 

 

 

次回は「自分を愛することができない子ども達」についてお話したいと思います。
 

 

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光山ひさとです。子どもたちの未熟な心を蝕む、SNSの陰。NET被害者になる前に育てておきたい大切な事をゲーム依存に悩むお母さんに伝えています。

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