今日は渋谷でリハーサルがあったかねこです。
写真を撮り忘れたので渋谷区公認のバーチャル渋谷をアイキャッチに。興味ある方はClusterというアプリをどうぞ。
さてさて、こんな状況でも活動する人もいるし、活動をやめる人もいる。先を考えすぎないことが長続きの秘訣なのかも、と思ったので今日はこれを三人称で書いていきたいと思います。
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"彼"がバイアスを解除するために書き始めた日記も8日目、効果があったかどうかこちらからは判断できない。
しかし3ヶ月は続けたい、ということなのでそれを見守るしかない。
"彼”の今日のテーマは「長く続けれる人」について。
"彼”は最近SSW(シンガーソングライター)の友人と食事した時に、その友人の周りのミュージシャンの多くが活動をやめていっている、と言う話をきいたらしい。
音楽活動をしたくて日程の自由がきくバイトをしていたのに、コロナで活動ができないなら、就職した方が良いじゃないか、としごく合理的な考え方になったみたいだ。
しかしそんな中でも配信ライブをしたり、集客を制限したりと活動を続ける人はいる人たちは何が違うのだろうかと"彼"は考えた。
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"彼"は今自分にある不安を考えてみた。するとそれは全て未来へのものだった。逆に今のことで不安なことは何一つない。
言われてみれ考えれば考えるほど、未来への不安は無限に出てくる。仕事、お金、健康、人間関係。未来だからこそ無限に出てくるのは当たり前だ。
そして次に”彼”は今の不安を考えた。すると、まったくない。今に集中すると幸せで楽しいみたいだ。
芥川龍之介が自らの手で人生を閉じる前に友人に宛てた手記にその理由を「ただぼんやりとした不安である」と書いたのは有名な話だ。
未来のただぼんやりとした不安にあの天才が二年以上の周到な準備の上、遺書を残し自らの手で人生を閉じたのだ。
そこで"彼"は思った。
頭が良い、悪いではなく、つい何かにひっかかって頭で考えてしまう人、そう言った人はこの状況下で未来を考えてしまったのではないだろうか。
そしてただぼんやりとした不安に包まれたのではないだろうかと"彼"は思った。
そして"彼"はこんな休みが続く特別な時期だからこそ今に徹底的に集中することにしていた。
”彼"は他人がよく言う「未来のことを考えろ」というのはどんなことかを考えてみたようだ。
将来、仕事が首になりたくないと思うことだろうか。銀行口座の数字が未来には減らないようにすることだろうか。歳をとった時に病気になった自分をイメージすることだろうか。
どうやらそれには"彼"はしっくりきていない。
しかし、今を楽しむための延長線上で未来を考えて自分をイメージすることは、自分と重ねわせやすい。
おそらくそれは「美味しいご飯を今晩を食べるからどんな食材を買いに行こうか」と考えるような感じだと思う。
「今を楽しむ延長線上の未来を考える」のと「ぼんやりとした不安を考える」では前者は今に集中しているのに比べて、後者は今を無視している。
未来への不安は無限に製造できる。がん細胞のように。このイメージのがん細胞を取り除かずに増やし続けると、きっと何も続かなくなるかもしれないと"彼”は考えた。
そして、未来への不安がいっとき解消された時にそのイメージがん細胞は消えていく。そしてまた活動に戻るかもしれない。
しかし、それまでやってなかった時間はしっかりと失っているし、そこで得られた情報はしっかりと差をつけられる。
幸い、このイメージがん細胞は抗がん剤もいらない。今に集中するだけですべて綺麗さっぱりなくなる。
今に集中するとはどのようなことなのだろうか。"彼"の明日のテーマはこれにしてもらうのも良いかもしれない。そう思うと明日がワクワクしてくる。
今日のかねこせんせいの音楽の授業は朧月夜をみんなで合唱。クラブハウスでも合唱笑。
「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。見てるだけで音楽やジャズや文化が詳しくなる動画を投稿しています。
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毎日ジャズピアニストかねこ