調理の仕方で抗酸化作用が生きる
ニンニクをナイフでカットすると、ニンニクの臭い物質が発生する。
アリシンという硫黄化合物が、このような臭いの元だ。
このアリシンには抗酸化作用があるので、健康進にも効果があると言われる。
このアリシンを効率よく取り込むためには、調理の際の温度が大切になってくる。
ニンニクをカットすると、アリイナーゼという酵素の作用でたくさんのアリシンが作られる。
ニンニクをみじん切りにしたり、刻んで油で加熱することで、このアリシン同士がくっついて、アホエンという物質に変化する。
調理しながら物質が変化していくというわけ。
このアホエンにはニンニク独特の臭いがなく、アリシンに比べると安定した状態なので、体内に取り込まれても変化をおこさずに、抗酸化作用などの効果をしっかりと発揮してくれる。
アリシンが効率よくアホエンに変化する温度が60~80℃なので、ニンニクを炒めるときには鍋の熱し過ぎに注意しよう!
焦がさないようにきつね色になるように炒めるのがベスト。