風邪薬とウコン❌
薬と食品の相乗効果には注意が必要です
「アスビリン」や「イブプロフェン」は風邪薬の成分として、とてもポピュラー。
一度は聞いたことがある名前ではありませんか?
でも、もしあなたが飲んだ風邪薬にこのどちらかの成分が含まれている場合は「ウコン」との食べ合わせには十分気をつけましょう。
最近、二日酔い防止などで人気のウコンを常用する方は増えているかもしれません。
その効能としては肝機能を助け、血液をサラサラにする特徴があります。
同様にアスピリンやイブプロフェンにも抗凝血作用があり、組み合わされると出血傾向が強まり過ぎてしまう恐れがあるのです。
ちなみに、イブプロフェンは花粉症対策として人気の甜茶と一緒に飲むと吐き気や下痢などの副作用があるので注意してください。
風邪薬とマグロ❌
アレルギー症状が起こるヒスタミンが発生しやすい漢方の風邪薬として一般的によく服用される葛根湯。
実はこの風邪薬はマグロの刺身などを一緒に摂ると大変なことになる恐れが!
葛根湯は葛根、麻黄、桂枝、芍薬、生姜、大東、甘草などを組み合わせて作られる漢方薬。アレルギー症状を起こす「ヒスタミン」を蓄積させる性質があります。
一方、マグロには「ヒスチジン」という成分が含まれており、HDCという酵素の働きによりヒスタミンに変化する性質があります。
つまり、このふたつの成分が合わさると、体内のヒスタミン量が急激に増加し、発汗、嘔吐、頭痛など食中毒に似たアレルギー症状が起こる可能性が高いのです。
ヒスチジンはマグロのほかにブリ、アジ、サンマ、鶏肉、牛肉にも含まれるので注意が必要です。