ゆでるとベタベタになってしまう!
新ジャガという言葉はよく聞くが、正式な「新ジャガ」の定義はなく、春先から初夏にかけて早採りした早熟で小ぶりなジャガイモをいう場合と、その年最初に収穫された完熟のジャガイモを指す場合がある。
さらに最近では、新ジャガとして出荷される品種もある。
いずれにしても新ジャガは、細胞膜をつなぎ合わせるペクチンが未熟なため、水に溶けにくい。
そのため細胞同士がなかなか離れず、細胞自身も壊れやすく、中のデンプンも未成熟。
そのためベタベタした感じの粘着力が生まれる。
そうなると外側の組織だけを粉を吹い
たようにする、粉吹きイモやマッシュポテトといったメニューには向かない。
こうしたメニューには初秋以降の粉質のイモ(男爵など)が合う。