ぬか床は毎日底までかき混ぜる
ぬか床は、常温で風通しのよい冷暗所で保存するのが最適だが、冷蔵庫の野菜室でもよい。
この場合は3日に1度は室温に戻して発酵させよう。
低温のままでは乳酸菌の活動がにぶく、おいしいぬか床が作れない。
ぬか床は毎日必ず1回は底の方までよくかき混ぜて、空気を入れることが肝心。
床の傷みや虫がわいたりするのを防いでくれる。
混ぜる際に雑菌が入らないように、必ずよく手を洗って清潔に。
混ぜたり野菜を漬けたあとは、表面を平らにするように押さえて、ぬか床の中の空気を抜くようにしておくとよい。
ぬかは月1回程度を目安に足すようにしよう(カップ1のぬかに塩小さじ1程度)。
ぬか床の端に丸く小さな穴をあけておくと、そこに水がたまる。容器を傾けて水を流すか、キッチンペーパーなどで吸わせて水を取り除こう。
カビのような白い膜が張った時には、その膜の部分と周囲を取り除いて捨てて、底から混ぜ込むようにすればまた使用できる。
これは産膜酵母といっていやな臭いがするが、酸素に触れる量を少なくすれば減菌する。