私は岡部さん( https://alis.to/users/tokentoken )と一緒に、暗号資産古物商に関するYouTube 配信( https://www.youtube.com/channel/UCb2fUFLuqGTyXLBA6AKKEdg )を行なっています。彼の考えに賛同した理由は、ほとんどが直感でした。それからしばらく経ち、だんたんと理由を言語化できるようになってきました。いい機会なのでタイトルの通りに理由をまとめようと思います。
上場した多くの暗号資産は、それによって価格が大幅に跳ね上がりました。しかし依然として決済用通貨としては不便であり、価格変動も大きく投機的な金融商品としてのイメージを払拭しきれていません。
古物市場において、投機的な商品はほとんど存在しません。新橋のチケットショップを30分眺めればそれはわかります。常に商品の裁定取引が行われており、隣のショップが少しでも違った値段をつければ、転売によって価格差が縮小していきます。一物一価の法則が実感できる場所です。
この市場にコインを巻き込むことができれば、安定したコインの価格を形成と、決済における普及の両方を同時に達成可能だと考えました。
私は権力は必要悪だと考えていますが、権力の集中は絶対悪だと考えています。暗号資産も同様で、規制当局や自主規制団体、その他特定の団体が暗号資産の価格形成や利用に関して強い権力を持ちすぎると、汚職と腐敗の温床となると考えています。なにより、分散化という哲学を持つ暗号資産の思想に矛盾します。
私は規制当局の方とも、自主規制団体の方とも交流していますが、皆さん真面目で誠実です。しかし、大きな権力と言うものは人間の手に余るもので、どんな人でも権力に飲み込まれ腐敗していきます。暗号資産も通貨発行権の独占による腐敗という問題意識から生まれました。問題を繰り返してはいけません。
古物市場は極めて分散的です。仮に独占して価格操作をしたとしても、高い中古品は誰も買いません。価格形成において、大きな権力が介在することが極めて難しいのです。古物市場において暗号資産の価格形成ができれば、それはまさに権力の介在なしにコインを普及させたことを意味します。
古物市場によるコインの普及という代替手段があれば、上場に依存する必要が薄れ、規制当局や自主規制団体への権力の集中を防ぐことができます。
ALIS や ARUK など、社会の問題解決のために発行されているコインも多数存在します。コインの発行者に共通する関心事(かつ悩み事)は「どうやってコインを普及させるか」です。普及は暗号資産の最大の課題の一つであり、未だに有効な方法は確立されていません。
古物市場と暗号資産をうまく組み合わせることによって、投機性を排除した暗号資産の価格形成を行い、健全なトークンエコノミーを作っていく方法を確立できると私は考えています。
上記で述べたとおり、暗号資産古物商(#cryptoantique )というコンセプトで、多数情報配信しています。気になった方は、以下をチェックしてみてください。
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