イギリスのシンガー・エレクトロニカミュージシャンのIMOGEN HEAP(イモージェン・ヒープ)氏は2010年にグラミー賞を受賞、その後も先進的な試みをいくつかしていることで(一部界隈では)有名なのだけど、今度はTheWaveVRを使った仮想空間上でのライブを行うそう。
面白そうなのと、本記事を執筆している今が2018/08/30で、ちょうど明日の深夜にライブが行われるそうなのでご紹介。
TheWaveVRは世界中の人がいつどこからでも音楽で繋がれる世界を目指して、VR空間内で、DJやアーティスト、または観客として、マルチプレイでライブやクラブイベントなど音楽イベントに参加できるプラットフォームです。
今年4月にはシリーズAラウンドを完了し、既に1,000万ドル(10億円超)を調達して波に乗っています。
IMOGEN HEAP氏は、ミュージシャンのためのブロックチェーンの活用と研究を目的とし、スマートコントラクトに基づく音楽エコシステムMyceliaというプロジェクトを進めています。楽曲に関するあらゆる情報をブロックチェーン上で管理することで、既存のレコード会社を介さずに、安全かつ公平な印税契約を行ったり、著作権情報を管理するなど、新たなビジネスモデルを模索しています。2015年には自身の楽曲『Tiny Human』を1ETHでETHネットワーク上でリリースしました。(実際には当時ETHで楽曲を買うなんてできるユーザがあまりいなかったため、222回売れて総売上額は当時のレートで約130ドルだったそう。)
TheWaveVRでのライブは日本時間の2018年09月01日(土) 03:00からとのこと。結構深夜。
今の所TheWaveVRはSTEAMとOculusに対応しているので、HTC ViveやOculus、WindowsMRで参加することが可能。
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を持っていないユーザ向けにはFacebookページなどでストリーミング中継があるとのこと。
ティザー映像はこちら。
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