時間が余って暇だったので、それなら少しでも歩いてバス代を浮かそうという、
まさに「時は金なり」という言葉を体現していたというわけです。
そのためバス停を通るたびに、バスの通過時間を確認し、
「このバス停で待つべきか」「まだ歩けるか」を考えながら歩いていました。
しかし結局、歩くことおよそ2時間半、道の駅までたどり着いてしましました。
ここからはバスに乗って宿毛駅へと向かいます。
やはり路線バスにのると窓からみえる景色が高速で流れてゆき、
あっという間に駅に着いてしまいました。
その直前まで必死に歩いていたからこそ、
そんな当たり前のことにも「ありがたい」と思ってしまいます。
これが「悟りを開く」というものなのでしょうか(笑)
宿毛駅からは行きと同じように、普通電車を乗り継ぎながら高知駅へと向かいます。
この日のお昼ご飯もコンビニで。
高知といえばカツオが有名で、初めて宿毛を訪れた19歳の時には、
出会いに恵まれて、おいしいカツオをいただきました。
その土地の美味しいものを食べることが出来たらいいのですが、
私はまず値段を気にしてしまいます。
食に対するこだわりは、私の場合「味」や「産地」などではなく、
「コスパ」なのです。そうすると、ほんのわずかな葛藤の末、
「コンビニのごはんもおいしい」という結論に達してしまいます。
過ぎ行くのどかな車窓を眺めながら、
今回の旅も改めて「いい旅だった」と思うのでした。
~まだ続きます~
旅と移住ブログ