島の南端に位置するのが舳倉島の総本社である奥津比咩神社です。
かつては、現在島内にある伊勢神社の地にありましたが、
江戸時代の初期に遷座されたそうです。
恵比須神社で行われる五升通夜の際には、飲み明かした後、
島民全員が奥津比咩神社に集まり、
区長が主宰して一年間の様々な決まり事を相談する
総会が行われたと言われています。
この行事もまた「ナカマヅイヤ(仲間通夜)」という名前が付けられており、
一年の稼業を終えて一斉離島するときは
「レイヅイヤ(礼通夜)」という行事も行われていたということです。
地図で見ると、島の東西南北に神社があることが分かります。
そうした発見をすると、勝手な想像が膨らみどこかワクワクしてしまいます。
舳倉島を見つけたきっかけも地図。
たまに地図を眺めてみると面白いかもしれません。
舳倉島は小さな島です。
島旅の醍醐味は時間に追われることなく、ゆっくりとお散歩すること。
意外と日帰りではそんな過ごし方が難しいですが、
舳倉島は日帰りでものんびりと過ごすことが出来ます。
ぐるっと島を歩くこと2時間。家々のあるエリアまで戻ってきました。
昼食は輪島の朝市で買った「フグの唐揚げおにぎり」です。
人がいない海沿いの道端で食べるおにぎりは、
味が美味しいのはもちろん、都会の喧騒とは無縁の
平和なひと時を感じることが出来る至福の時間でした。
船の出航までまだ時間があります。
私たちは、パンフレットの地図に書いてある
「野鳥観察舎」に行ってみることにしました。
~続く~
旅と移住のブログ