宿毛駅から約6時間、
列車を3回乗り換えてようやく高知駅に到着したのは19時前です。
ここからは夜行バスに乗って東京へと帰ります。
ただ、バスの時間までは時間が大分あります。
まずは、夜ご飯を調達するために駅から少し離れたところにあるスーパーへ。
ここでもやはり、高知とは全く関係のない、割引されていたお弁当を購入。
外は寒いのですが、駅には簡易的なバスの待合室があるので、
そこでバスを待ちつつ夜ご飯を済ませます。これもまた美味しいものです。
バスが高知駅を出発するのは20時。
1度バスを乗り換えて東京・新宿に到着するのは翌朝7時半前。
ここからは11時間のバスの旅です。
冬場なので日の出も遅く、外は終始真っ暗で景色を楽しむことは出来ません。
帰りのバスでは途中のサービスエリアでも起きることはなく、
外の日差しで目を覚ますと、バスは首都高速の渋滞の中にいました。
バスを降りると凛とした東京の冷たい風が吹き付けました。
夜行バスに始まり、夜行バスに終わった今回の旅。
夜に東京を出発した行きのバスで眠りに落ち、気付くと知らない街。
そして帰りのバスで高知を出発して気付くと東京のビル街。
高知で過ごした時間がまるで長い夢の中にいたような感覚です。
今回は高知の様々な原風景にふれることが出来た旅でした。
確かに絶景も素晴らしかったのですが、何より思い出深いのは人との出会いです。
絶景を見た記憶や感覚は記憶として儚いものかもしれませんが、
現地で交わした「また来ます。」という約束は、
信じている限り、消えることはありませんから。
~終わり~
旅と移住のブログ