この日、私が泊まった「屋久島ユースホステル」は満員。
ただ、日本人は私だけのようです。
荷物を置いて午前中のダイビングの動画を確認しつつ、
宿で働いているスタッフさんとおしゃべりしながら時間を過ごします。
陽が沈み暗くなったころ、私は車で宿を出発しました。
申し込んでいたのはウミガメの産卵観察会。
その名の通り、夜、浜に上がって産卵をするウミガメを観察する体験です。
まずは建物の中でウミガメについての説明を受けます。
その間に他のスタッフの方がビーチで上陸しているウミガメを探し、
見つかり次第観察に行くという流れのようです。
他にも数人の参加者がおり、
しばらく説明を聞いていると「ウミガメを発見した」との情報が入ってきました。
さっそく、その現場へと向かいます。
到着すると、そこではウミガメが砂浜に掘った穴に卵を産み落としていました。
ウミガメは産卵の時に「涙を流す」という話はよく耳にしますが、
確かに涙を流しています。
ちなみにこれは眼球が乾燥しないための「機能的」な涙であって、
ウミガメの感情的なものではないそうです。
ウミガメは1年で平均100個前後の卵を、
3回から4回に分けて産むそうですが、
卵から孵った子ガメの生存確率は5000分の1とのこと。
この日の午前中にウミガメと泳いだこともあり、
そうした話を聞くと感慨深いものがあります。
ただ、ここのおじいちゃんガイド、
話が下ネタによりがちなのが少し残念でした…笑
ウミガメの産卵も見ることが出来て、この日は終了。
私は宿へと戻りました。
~続く(640文字)~
旅と移住のブログ