繰り返し処理を強制的に終了させるbreakに対して、途中で処理をスキップしたい時には、continueを使うことで実現できます。
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・pythonの繰り返し処理について勉強したい
・繰り返し処理の途中で処理をスキップしたい
【目次】
・for文とcontinue
・while文とcontinue
・まとめ
breakについては、こちらの記事で簡単に解説していますのでよければご覧下さい。
ここでは、5つの都道府県を変数prefecturesに格納したリストを作成し、繰り返し処理を使って要素を取得します。その時、要素が「東京都」と一致した場合に処理をスキップするコードを書きます。
順番に解説します。
#リスト作成:変数prefecturesに5つの都道府県を格納したリストの作成です。
#for文:for文を使った繰り返し処理の記述です。「prefecturesリストから、要素の取得を繰り返す」と指示しています。
#prefectureが東京都と一致した場合、処理をスキップ:ここがcontinueを使った記述です。if文と組み合わせて、「もしprefectureイコール東京都なら、処理をスキップ」と記述します。
#出力:リストの要素を出力する記述です。continueで東京都をスキップしたので、4つの都道府県が出力されています。
コードの記述時に「#」を付けることで、何の記述かコメントすることができます。
コメントを書いても実行に影響を及ぼすことはないので、コメントを残しながらコードを記述すると、後から見た時にわかりやすくなります。
ここでは1から順番に2、3…と数字が50までカウントされる処理を記述し、その中から10の倍数のみ出力するコードを書いてみます。
順番に解説します。
#最初の番号:カウントする最初の番号の記述です。
#while文:while文を使った繰り返し処理の記述です。「数字が50までの間、1を足す処理を繰り返す」という意味です。
#10で割った余りが0でない場合、処理をスキップ:ここがcontinueを使った記述です。while文と組み合わせて、「もしnumberを10で割った余りが0でないなら、処理をスキップ」と記述します。これで10で割った余りが0(10の倍数)以外の数字がスキップされ、10の倍数のみ取得することができます。
「number % 10」ではnumberを10で割った余りを求めます。
#出力:出力する記述です。continueで10の倍数以外の数字をスキップしたので、10の倍数のみ出力されています。
for文・while文を使った繰り返し処理については、こちらの記事で簡単に解説していますのでよければご覧下さい。
まとめ
・繰り返し処理の途中でスキップしたい時には、continueを使うことで実現できる
・for文とcontinueではリストの取得時に特定の要素をスキップさせる時に効果的
・while文とcontinueでは条件による繰り返し処理を一部スキップさせる時に効果的
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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