クリプトおたくのあたまんなか:
「やつのパソコン暗号化されてやがる。100万ドルでクラスタ組んでクラックしようぜ!」「いや、4096ビットのRSA暗号だ。やめといた方がいい。」
「くっそ!俺らの邪悪な計画は失敗ってわけか!」
実際に起こる事:
「やつのパソコン暗号化されてやがる。やつを引きずり出して、パスワードを吐くまでこの5ドルのレンチ🔧でぶん殴れ!」「了解。」
どんなに我々のようなクリプト・おたくが、ドヤ顔で“秘密鍵の管理はハードウェア・ウォレットでぇ~”だとか“リカバリーフレーズは12語より24語にした方がセキュリティ強度が格段にあがるわけでぇ~”だのほざいてた所で、暗号通貨のセキュリティなんて怖い人たちに拉致られて、コンクリ打ちっぱなしのよく分からないシミがそこら中に染みついた地下室でレンチで殴られたら一発でしめぇな話だろと。
この間のハードウェア・ウォレットTrezorの脆弱性の話に関しても、より心配すべきは我々の人体と心の脆弱性の方というお話ですね。
それでもTrezorユーザーには、覚えておくと良い“5ドルレンチ🔧ぶんなぐりハック”に有効な資産防御策が一個あって、それは
パスフレーズ入力画面で、その場で何かテケトーなパスワードを打ち込むと新たなアドレスで管理画面を開いてくれるというTips。
つまりあなたが拉致られて、椅子にくくりつけられ、こんな感じで拷問される事になったとしても、目の前でしぶしぶを演じながらテケトーなパスワードを打ち込んで、フェイクのアドレスを開け、資産が空っぽである事を怖い人たちに証明する事ができるのです。
あらかじめ少額をそのアドレスに移しておくのもいいかもしれませんね。
すると怖い人たちは「そんなわけねーだろ。あるだけ全部出せや。」とツマミを最大まで上げ、あなたの精神はめでたく破壊される事となります。
まあ目を付けられるほどの資産も、いきなりレンチでぶっ叩いてくるような反社会勢力との繋がりもKatakotoさんにはないので、どちらも安心なのですが
何かを守るにしても自分の命程大事なものはない、命あってのモノダネという今回のお話でした。