最初、彼らは無視する。その後、嘲笑する。そして戦いを挑んでくるが、最終的に勝つのはこっちだ。
よくガンジーの言葉として紹介されがちだが、実際は出所が定かではないこのクォート。
この言葉通りの道筋を王者Bitcoinが着実に歩んでいる事を皆様はお気づきでしょうか。暗号通貨に触れるなら誰もがその名を知っておくべき第一人者アンドレアス・M・アントノプロスさんは、別の言葉でこの段階をこう表現しています。
ビットコイン?へっ。ちゃちなハッカーどもで勝手に遊んでろ。
ビットコインだ?この犯罪者、ロリコン、テロリストどもめ。もし一般の人々に自身のお金をコントロールさせたら、世界は終わりだ!
やぁ、我々はビットコインは嫌いだけども、ブロックチェーンってのは別だよ。これから我々が完全にコントロールできるブロックチェーンを作るよ!
この後の段階がどうなるのか気になる方は、こちらの記事でどうぞ。
今になってアマゾン株を買い始めたと言うバフェットグランパは、少しテンポが遅いのかまだ“嘲笑・否認”の段階にいるみたい。
でも、この辺の発言を見るに、順調に嘆きの5段階検定、合格していってるか。
「ブロックチェーンは、かなり重要だ。ビットコインは必要ない。JPモルガンはもちろん、独自の仮想通貨を用意した」
この辺の人達は絶賛“否認・怒り”中から、そろそろ臨戦態勢に入った感じ。
“実の所、私は暗号通貨はシャットダウンすべきだと考えている。”
ノーベル経済学賞を受賞する知性の持ち主でも、専門外の分野ではこんなとんちん感な事をメディアで堂々と発言し、全世界に拡散されてしまう。
“実の所、私はインターネットはシャットダウンすべきだと考えている。”
これと同じことを言っているのを、インタビュー中にでも側近がそっと耳打ちすべき。
2018年、12月13日Katakotoさんは今の自分に換えられるだけの資産をBitcoinに換えた。怖くなかったかと言えば、十分に怖かった。巷にはチャートに様々なラインを引き、自信満々で“ビットコインが10万円まで落ちるこれだけの理由”を述べる人たちばかりだった。
相場の事がさっぱりわからない僕にはそのどれもが本当らしく聞こえた。
それでも踏み切れたのはアンドレアスさんや、誰も相場に見向きもしなくなる中ただ淡々とBUIDLを続ける現場のエンジニア達が目指す世界へ自分も一員として参加したいという決意表明のようなものだった。
バフェットグランパはビットコインを“ただのギャンブル装置。何もしないただの貝のようなものだ。”と一蹴した。言わずもがな彼は偉大な投資家だけど、ビットコインに関しては先入観にとらわれて本質的な価値を見落としていると思う。
いつだってバフェットみたいな保守的な人が、ビットコインについて何か言うのが聞こえて来たら思い出すんだ。バフェットは自身のオフィスにコンピュータすら持ってなかった事を。
エゴから離れてただ目の前のモノゴトをまっすぐに見る事。幼い子供が好奇心だけで世界をより良く知ろうとするみたいに。たとえ未来はうまく見通せなくても、これが出来たらそれだけでこの世界では惑わずしっかり生きていけるんじゃないか。
今日も“自分だけには他の人間には見えない未来が見えている”と自信満々に語る彼らは、あの頃の発言など自分のものではなかったかのように、この暴騰に沸いている。