大手仮想通貨取引所のCoinbase(コインベース)は今月12日に仮想通貨ウォレットのプライベートキー(秘密鍵)をクラウドストレージへ保存できるサービスの提供を開始したと発表しました。
現時点ではGoogleドライブとiCloudでの保存に対応しており、今後対応サービスの拡充を行うとしています。
Coinbaseは同社のCoinbase Walletアプリがユーザーによって管理されるものだと強調し、利用者が度々携帯やプライベートキーの紛失によって仮想通貨資産にアクセスできなくなってしまう事があるとしました。
そこでCoinbaseはプライベートキーの紛失の心配がなくなるようにクラウドストレージに保存する機能を開発したと言います。
クラウドストレージに保存されるプライベートキーは「AES-256-GCM」というアルゴリズムによって暗号化されており、Coinbase Wallet以外のアプリがアクセスする事はできません。
また、この暗号化を解除するためにはユーザーが設定したパスワードでのみ解読可能となっているため、CoinbaseやGoogleドライブ側がユーザーの口座にアクセスする事はできません。
この機能はユーザーが手動でオンにする必要があり、今後数日以内にアプリから通知が届くとしています。
記事ソース: Coinbase