近頃ブロックチェーン産業に力を入れている事で知られるマルタ共和国ですが、多くの仮想通貨関連企業が集まるその裏には意外な一面があったようです。
Times of Maltaは、マルタ政府が仮想通貨業者に向けて作成した認定試験の合格率がわずか39%に止まったと報じています。
この試験は昨年11月に施行された「仮想金融資産方(VFA)」によって、仮想通貨を扱う業者に短期研修と合わせて課せられる筆記試験です。試験はマルタの金融当局(MFSA)によって実施され、今回は弁護士、会計士など約250名が試験を受験しました。
マルタ政府は合格率を少し引き上げるべく実施前に条件の緩和などの対策を行ったようですが、結果は予想をはるかに下回るものとなりました。
また、当初は減点方式で採点された試験ですが、予想を下回る合格率だったために、急遽加点方式に切り替えたものの、なお39%という低い水準に止まりました。
Times of Maltaは今回の件に関して以下のように報じています。
「仮想通貨業者認定試験を受験したおよそ3分の2が合格率をあげるための直前の変更にも関わらず不合格だった。」
記事ソース: Times of Malta