分散型取引所(DEX)や仮想通貨カストディアンサービスなどを提供するBitgo(ビットゴー)は今月26日にビットコイン(Bitcoin)に価値を裏付けされたERC20トークンの開発を発表しました。
通貨の名前はWrapped Bitcoin(WBTC)と明かされており、来年の1月のローンチが予定されています。WBTCの使い道としては、分散型取引所での取引やステーブルコイン貸し出しの際の担保、決済など多岐に渡ります。
BitgoはWBTCを通じて、イーサリアム(Ethereum)エコシステムの流動性を高め、より多くのユーザーの獲得を狙っています。
ビットコインやイーサリアムはこれまで独立したブロックチェーンとして運用されてきました。中には相互接続可能なプロトコルを採用したブロックチェーンも存在しますが、実際に相互接続を行うのは複雑なタスクが必要になります。
WBTCはBTCユーザーがERC20プラットフォーム上でビットコインを表すネイティブトークンを使う事を可能にします。その結果、イーサリアム上のビジネスにもビットコインを適用する事もできます。
また、Kyber Network(カイバーネットワーク)やGnosis(グノーシス)、MakerDAO(メーカーダオ)などのプロジェクトが2019年1月にWBTCのユースケースとして始動する予定である事も明かされています。
記事ソース: WBTC