今回は地元の長崎にある軍艦島に行った時の話しをします。2013年ごろツアーで行きました。
まずみなさんは軍艦島のことどれくらい知っていますか??
軍艦島の正式名称は端島(はしま)といいます。名前だけ聞くと戦争関連を思い浮かべますがまったく関係ありません。その外見が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。端島炭鉱は隣接する高島炭鉱とともに良質な石炭が取れることで有名であり、多くの人が職を求めて集まったそうです。
最盛期の昭和35(1960)年には約5300人もの住人が住んでおり、島内には小中学校をはじめ病院、端島銀座と呼ばれる商店街、テニスコートや神社、さらに映画館やパチンコホールのような娯楽施設まですべて島内でまかなえるような施設が揃っており、当時の東京区部の9倍もの人口密度があった最先端の島でした。しかし石炭から石油にエネルギーが移行するに従い昭和49(1974)年に閉山。無人島になり侵入禁止となります。私も幼い頃はじめて見た時、ほんとに船の形をしていて感動したのをよく覚えています。でもちょっと怖かったです。
無人島となってからは入島するためには地元の漁師さんにお金を渡して連れて行ってもらうくらいしか行く手段がなかったのですが、平成21(2009)年から島内の一部を解放し、一般上陸が可能となります。ちなみにこの一般ツアーを使って私も行ったのですが、入れるのは本当に一部だけです。10分の1程度ですね。気象状況によっては上陸不可となります(上陸率65%くらいらしい)ので、けっこう運が入ります。あと波の状況によっては船酔いの危険性もあり!予約も割とすぐうまるそうです。2018年は台風の影響でツアー自体中止の時期もあったみたいです。2019年は2月1日から解禁だそうです。蟹みたいですね(笑)
※MAPは[軍艦島上陸クルーズ]より引用
あと私が行った後ですが平成27(2015)年に世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼、造船、石炭産業~」として正式登録されましたね。観光客もさらに増えているみたいです。
2013年5月に私が行った際は快晴で波も穏やかでした。写真は長崎港です。後ろに見える山は長崎のシンボル稲佐山ですね。夜景スポットでもあります。
たしか島までは40〜50分くらいかかった記憶です。意外と遠かった。そしてちょっと酔ったのを覚えています。
近づいてきた
桟橋から上陸!トンネルをくぐって進みます!
崩落の危険性があるので入れるのは本当に一部だけです。私は地獄坂と呼ばれる坂が見たかったのですが、そこは立ち入り禁止でした。長年海風に晒されているので崩れるのも時間の問題かと思います。すでに鳥居や体育館など崩落したそうです。もし興味がある方は早めに行った方がいいかもしれませんね。
もし詳しく知りたい方は写真集もおすすめです!下はわたしの持っている「軍艦島全景」という本ですが、もっとく詳しく知りたい方にはおすすめです。写真が地獄坂です。すごい急な階段。個人的に廃墟としての軍艦島に惹かれているので、読んでいて楽しかったです。
行った後は長崎港近くにある出島ワーフというところでランチを食べました。ちょっと観光客向けの値段かな?って感じですが美味しかったです!
追記
shumさんが、同時期に軍艦島に行ってたけど行けなかった話をしてくれています!船酔いの恐ろしさを知りたい人はぜひ!!!