フェイスブックはBC(ブロックチェーン)についてますます真剣になってきているようだ。同社がBC専門のエンジニアディレクターを任命したのだ。
フェイスブックは同社初の「BCエンジニアディレクター」として上級エンジニアの1人であるエヴァン・チェン氏を任命した。この新たな役職は最初テッククランチによって報道され、木曜日にフェイスブックが認めた。
チェン氏のリンクドインのプロフィールによれば、彼は現在まで約3年間プログラム言語とランタイムのエンジニアディレクターとしてフェイスブックで働いており、それ以前はアップルで10年間ほど働いていた。
また、チェン氏のツイッターアカウントは彼がBCと仮想通貨に詳しいことを示唆している。なぜなら、彼のプロフィールには「昼間の仕事はプログラミング言語、ランタイム、コンパイラー、夜の仕事はBC、仮想通貨」と書かれているからだ。
コインデスクは5月にフェイスブックがBC技術を専門的に調査、探求するチームを立ち上げたと報じた。フェイスブックのメッセンジャーを担当しているデヴィッド・マーカス氏がそのチームのトップとなった。コインベースの取締役も務めるマーカス氏は元ペイパル代表でもある。
また、今回の動きはフェイスブックが同社の仮想通貨関連広告の禁止を緩和したあとに起こったものである。
フェイスブックは1月にすべての仮想通貨関連広告を禁止した一方で、いくらかの種類の仮想通貨関連広告は搭載できるよう6月に申し込みフォームを立ち上げている。それでも、ICO(イニシャル・コイン・ オファリング)とバイナリーオプションに関連する広告は依然許可されていない。