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Lisk SDK v5の成長確認

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  • 2020/11/07 06:50
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さて、、、久々の記事更新です。

いよいよLisk SDK v5系の開発も大詰めですね。(メインネットに乗るのはもう少し先ですが…)
SDK v5(coreはv3.0)へのアップデートはいわゆるハードフォークなわけですが、ちょっとした改善なんてものじゃありません。

ハードフォークというよりは、まさに ReGenesis です!

親戚のおじさん風に言うと、
「しばらく見ないうちに、えらい大人になったな〜。別人かと思ったわ!」
という感じ。

思えば、v0の時代はよちよち歩きの赤子のようでした。
v1で自分のことは自分でやろうな小学生。
v2で気分は大人の仲間入りな中学生ってところ。
v5は自信みなぎる立派な大人です。活躍を期待せざるをえません。

では、その成長ぶりを(独断と偏見による)ランキング形式で確認してみましょう。
難しい話は置いておいて、雰囲気だけお楽しみください。
 

第10位 マルチシグアカウントの改善 

一つのアドレスに複数の鍵を紐付けることができるマルチシグアカウントの使い勝手が向上します。これに伴い、既存のセカンドパスフレーズは廃止され、マルチシグの一部となります。

第9位 Typescriptへの書き換え

もともとテスト重視の姿勢ではありましたが、JavascriptからTypescriptに変更することで、更にバグを見つけやすくなりました。

第8位 ダイナミックフィーの導入

これまでは固定だったトランザクションの手数料が、ネットワークの混雑次第で変更されるようになります。基本的には今よりも安くなることが予想されるので、vote変更なんかもやりやすくなりますね。

第7位 カスタムプラグインの導入

ブロックチェーンと外部のアプリケーションのつなぎ目となる部分を独自で作成して、組み込むことができるようになります。
(スマホ&デスクトップ)ウォレットやエクスプローラーなんかも一式で開発してくれてるわけですから、いざ独自チェーン立ち上げるとなったら、ほんとに簡単になりそうです。

第6位 アドレス形式の変更

「1234567891234567834L」という感じから、
「lsk24cd35u4jdq8szo3pnsqe5dsxwrnazyqqqg5eu」という形式になります。
ユーザー視点では一番大きな変化かもしれません。

第5位 カスタムトランザクションの進化

カスタムトランザションはLiskの特徴の一つで、独自のビジネスロジックを乗せる部分です。(ある意味、スマートコントラクトに並ぶところ)。
簡単に言うと、より柔軟にロジックを組めるようになったわけですが、v2系を触ったことがある人からすると、その変貌ぶりに戸惑うかもしれません。

第4位 デリゲート選出方法の変更

ネットワークを守るデリゲートの選出方法が変更されます。
内容については賛否あるので、実際どのような状況になるのかは読みきれませんが、エコシステム発展のためには必要なプロセスですね。
DPoSはLiskの根幹ともいえるので、注目しておきましょう。

第3位 ブロック・トランザクション構成の改変

データサイズやネットワーク速度を改善・効率化するために、データ構成やその保持の仕方が見直されました。技術的要素が大きいので解説は控えますが、今後のために必要な大きな大きな進歩です!

第2位 ファイナリティの導入

ブロックチェーンは多くのノードで合意を取り合うわけですが、その合意形成に失敗すると、チェーンが分岐したり、送信履歴がなくなったりという可能性がありえます。
ファイナリティを得たブロックについては、絶対に覆らないということがいえるので、より安心感が増しますね。

第1位 データベースの変更

PostgresからRocksDBに変更されました。web重視のLiskにとって、RDBは結構こだわりポイントかなーと思っていたので、個人的には一番の衝撃でした。
とはいえ、色々な面で使い勝手がよくなるのは間違いないので、この判断には拍手です!

 

なお、現Liskの特徴を一言で表すと、

「リサーチドリブン」

です。

遅延により後発プロジェクトになってしまったことは否めませんが、ただ単に開発が遅れたわけではありません。もちろん、当初の計画や設計が甘かったこともありますが、何度も(書き直しに近い)改善を重ね、使い勝手の良いアーキテクチャを目指しています。
技術的負債もほぼないと言ってもいいでしょう。

時間ともにブロックチェーン界隈全体として様々な知見を貯めているわけですが、その研究成果を活かせる下地ができているとも言えます。

つまり、

・頑強で実装に柔軟性のあるアーキテクチャ
・リサーチを専門に行うサイエンス(博士)チーム
・開発を継続できる十分な資金

なんていう期待できるプロジェクトってことですね。(…希望的観測も含めて。)

また、v2からv5への変化に妥協は感じません。
必要とあれば、根幹のデータベースですら変更してしまうわけですから、目的に向かって一直線ということは読み取れます。

変なこだわりで固定化することはなく、リサーチをもとに、ただただ良いものを目指すという姿勢はすばらしいですね!

今のところ、インターオペラビリティの議論において、Liskの名前が挙がることはない(CosmosとSubstrateの2強状態)ですが、さて3年後はどうなっていることやら…

*あくまで個人の感想ですよ。LSKの価格の話とは関係ありませんのであしからず。

 

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