ALISの皆様。お久しぶりです。キャサリン・ゼタ=ジョーンズです。
近頃はたまにALISに書いてもクリスペのことばっかでしたが、本日は「私、こんな楽しいことしてます」っていう近況報告を兼ねて。
今、クリスペでイラストコンテストが開催されています。
web3界に生き、クリエイティブなライフをお過ごしのアリシスタの皆様ならちょっと興味を持ってもらえると思うのでもう少しだけお付き合いください。
クリスペに馴染みのない方々は開催告知記事を読んでもあまり意味がわからないと思うので軽くご説明させていただくと、
まず、クリスペではオリジナルのイラストでゲーム上で使えるカードを作ることができます。それがSカード。
例えばこんなの
これは初めてSカードを作った時に、その手順や必要素材等が非常にわかりにくくて怒り狂いながら作ったのでこのようなカード名となっております。
この度のコンテストはSカードのためのイラストを自慢しあって優勝者を決めようというユーザー主催コンテストです。
ALISでいえばIMAKARAさんのイラフォトコンテストのようなものです。
なぜ直近の第2回ではなく第1回の記事を引用しているかというと、第1回の優勝者がこの私クロサワだからです。(この経歴はあと100年こすります)
今回のコンテストはイラフォトコンテストとは違い、Twitter上のいいね数で競う形式となっているので必要以上にALISのお邪魔をすることはないと思うのでご安心ください。
Sカードというものは、
実は競技性の面では今のところ全く調整がうまくいっておらず、公式大会などでは使えません。そんなお遊びの域を出ていないコンテンツでして、プレイヤー間では先々に競技性を持たせていくこと自体を疑問視する声も少なくありません。(公式大会で使えなくてもユーザー間でレギュレーションを模索しながら開催される大会が活発だったりするのもクリスペの面白さなのですがここでは詳細は省きます)
しかし、Sカードが面白いのは競技面のオハナシだけではないのです。
SカードはNFTではなくゲーム内アイテムでしかないのですが、他のカード同様、クリスペにはこれを現金売買できるルートもそれを活用する文化的土壌も既に存在しているので、これを活かせばいろんなカタチでクリエイティブ to アーンができてしまうかも。
Sカードはゲーム内で「特許」が設定されていて、同じ能力のカードはそれを最初に発行した者以外が増刷することはできません。
これを活かして、近頃は発行者が「このカードを最も多く(または1枚でも)持っている人には●●を提供します」といったユーティリティーを付けてユーザー間でSカードを売買する試みが活発です。
(手前味噌ではありますが例えばこんなんとかも年内発行予定枚数は完売しております)
ユーティリティーの内容は、例えば「デッキ教えます」「あなたのギルドに所属します」「発行者の主催大会での抽選賞品獲得率が上がります」など、現状ではゲームにまつわるものが多いですが、別に「イラスト描きます」とか「肩たたきます」とかでもいいわけです。
活用方法は他にもまだまだあると想ってます。
アイディアに満ち溢れた皆様なら何かに活かせそうな気がしてきませんか?
イラストのみに限らず、広義でのクリエイティブを発揮できる気がしてきませんか?
さて、私も色々と試してみてはいるものの、近頃はやっぱり自分が作った世界観でカードゲームを遊べるという純粋な視点で楽しんでいます。
黒ギャルが戦う姿を見たいということで始めたシリーズがこれ。
はじまりのギャルから生まれたギャルが化学分明と自然文明に分派し、哀しき争いが始まってしまった世界が舞台です。
それぞれのカードにちゃんと設定があるんですが、全部紹介しているとキリがないのでいくつかピックアップします。
クリスペに興味のない方にはわかりにくいと思いますが、一応能力も設定に合うようにしてあります(というより、黒ギャル戦記は競技用カードとして作っているので、先に能力を決めてから大枠の設定に合うようにイラストや詳細設定を考えています)
設定の大枠だけ考えた時点で最初に作ったギャルです。
彼女は真っ先に敵勢力に向かっていき、笑顔で玉砕します。その姿を見て自陣は大いに士気沸き立ちます。
化学文明のギャルは全てのギャルが人造ギャルです。そして彼女は量産型で、1ギャル1ギャルは大きな戦力になりませんが、量産の成功により、物量は自然分明ギャルのそれを遥かに凌駕することとなりました。
自然文明のギャルも紹介。彼女は王家に仕える一族のギャルでありながら少々お転婆。それでも、幼い頃から一緒にいる現女王ギャルからは特別に信頼されています。本来は文官なので彼女自身に戦闘力はありません。此度の戦争のため、女王ギャルから特別に2体の聖霊を賜ってます。
もし他のカードも見てみたい思ってくださったら、クリスペスキャンのSカードモードで「クロサワ」または「ギャル」でカード名検索していただければ基本的に全て見れます。(2023.8.2以降に発行したカードについてはクリスペスキャンの更新をお待ちください)
このシリーズは競技面での実用性も兼ねながら作ってまして、Sカード同士の戦いではまだまだ話になりませんが、通常のレギュレーションで組まれたデッキに対しては現時点でめちゃくちゃ強いです。
その分、欲しいと思っている能力の素材があまり出回っていなかったり高価だったりするため、ポンポン新しいカードを作ることができません。ボチボチなペースで続けていくつもりです。
まだまだ完結しないでしょうが、全ては禁断の古文書「egg」が指し示す内容に帰結していきます。
乞うご期待。
最近始めたのは「神話」です。
題して、
このシリーズでは競技面のことはある程度無視し、テンポ良く世界観を広げていくことを重視して進めてます。とはいえ、できるだけ実際に使って楽しみたいので全く使い物にならないものを作る気はありませんが。
他の方々の作ったものを眺めていると、ギリシャやクトゥルフ等の神話になぞらえてあるものが多数見受けられます。
カードゲームにはこういった神話キャラがモチーフになっているものが多く、公式からもいくつかそういったカードが発行されているので、それらとの関連性を持たせたりするのも楽しい試みにおもえます。
「かっこいい!!おれもやりたい!!」
と思って少し頭を捻らせてみたりもしたんですが、なにせそういったものに詳しくないので今ひとつ能力の紐付け等がピンとこず、
「じゃぁゼロから作ってみるか」と思い立ち、実行開始。
とはいえ、ストーリーなんて何も思い浮かばない。
ふと、何かで読んだDr.マシリトこと鳥嶋和彦氏(『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』の編集も務めた、当時のジャンプの元編集長)のインタビューを思い出しました。
彼によれば
とのこと。
なるほど神話っぽいキャラクターをどんどん作ればそこから自然と神話っぽい物語が生まれてくる気がする。
思えば、このやり方は神話の作り方としてかなり本来のやり方に近いのではなかろうかと思えてきました。キリスト教や仏教だってそうだったような気がするわけです。
有名な話を例にとると、
旧約と新約聖書両方に登場する大悪魔「ベルゼブブ」。こいつは元々オリエント世界で信仰されていた豊穣神であり、キリスト教がその方面の支配にあたりこれを取り込んで悪魔と認定したというような話があります。
仏教の大黒天は、元は密教で、その更に元はヒンドゥー教だったりして、そのそれぞれの舞台でそれぞれのキャラクターとの相関関係による別の物語が存在します。
キャラクターがそこにあり、それを他のキャラクターとの関連性でストーリーが構築されていったわけです。
もちろん、どこか大元に軸となる出来事やストーリーがあったからこそ、そこにキャラクターを取り込んで拡張していけたんでしょうけれども、
そこは私は正統なジャンプ読者としてDr.マシリトの言葉を信じ、ストーリーを考えることは放棄していきなりキャラクターを作っていくことにしました。
というわけで作ったのはいまのところこれらです。【23.9.4 2種加筆】
ロワクサ神話 登場テリケ紹介01 【ン・ファキ】
コレが動いて見える場合、コレが世界を動かしている状態であり、自らがその場を動いているわけではない。 その際に周囲のフィヌが膨大に消滅するため、コレの行動(に見える行為)には常に犠牲がつきまとう。
ロワクサ神話 登場テリケ紹介02 【二ヴォイ】
一般的なテリケと違い、前と後(あるいは金と銀)にも存在しうる。 複数点に存在する二ヴォイが同一フィヌの存在かどうかは何者にも確認のすべがないため、「コレは存在しない」という文章も成り立つ。
ロワクサ神話 登場テリケ紹介03(および登場セヌ01) 【ゾッコ/ニ】
ゾッコはセヌでありながらフィヌを知覚するニを産んだ(存在を認めた)。以来、ゾッコはニを通して世にフィヌを与え、その間のみ世に顕現するようになった。ここではその姿を仮にゾッコと呼んでいる。
ロワクサ神話 登場テリケ紹介04【オーイ・ェ】
コレが与えることと奪うことは矛盾しない。 また、仮にコレが消滅した場合はコレが始まるため、立ち向かうことや振り返ることは意味をなさない。
ーー私はオーイ・ェを見なかったーー 探検家リヨ=キゥヒはそう語らなかった。
ロワクサ神話 2那由多5京4章【シュカの再構築】
ある時面において必要が生じたため、別の地面から顕現させられている最中のシュカ。 何者の意思か明らかでないが、複数の存在が介入しており、そのうちのひとつがシュカの大部分を別のフィヌに置き換えていることが確認できる。
シュカはその時面への顕現と同時(どの長さ、あるいは温度から観測するかにもよるが)にその時面に力をもたらす。
テリケとは?フィヌとは?セヌとは?
この数のキャラクターだけではまだまだ見えてきませんが、これから増やしていって徐々に相関関係や背景が見えてくるといいなと思っています。
しかしあまりにも漠然と広げすぎてからだと私には収集をつけられない可能性があるし、何よりモチベーションを保てるかが怪しい。
ラスボスはもう少しAIイラスト出力の練度をあげてからの方がいいかな?とも思ったのですが、出力したものに手を加えるだけでほどんど思い描いた通りのものを作れているので、これ以上を目指すなら使う道具の練度の問題ではなくクリエーテベテーを高める他ないと思えるところには来てしまっており、それは一生かけてやるべきことでありキリがないので今回はヨシとします。
(AIイラストについて、現時点では私はかなりいい道具だと思って好意的に捉えていますが、その理由を誤解なく言語化しようとするとかなりの文字量になりそうなので今回はやめます。いずれどこかで吐き出したくはある)
して、これです。ドンッ!
ロワクサ神話 登場テリケ紹介【φ】
トゥアルタミナス
これは木であり魚であり鳥であり蛇であり虫であり獣であり前であり後であり金であり銀であり赤であり青であり緑であり白であり黒であり無であり銀であり天であり善であり怒りであり笑みでありそれらいずれでもない。セヌにも知覚可能なある時面では封印されている。その時面では水でも空でもないものがそこを満たしている場合にのみ顕現する。
ので、クリスペに興味のある方もない方も、
なんならこの記事にいいねなんて要りませんのでどうかXの方へ!どうか優勝させてください!よろしくお願いします!
あ、でもこの記事にいいねとか投げ銭いただけたらお返ししやすくて助かります。これを読んで少しでも面白そうと思ってくださった方の記事は私も是非読んでみたいので。
本日はこんなところで。ひとつよしなに
もしクリスペやってみようかなと思っていただけたらこちらの招待コードを使ってくれると嬉しいです▶SycN
コピーが済んだらこちらから▼
ALISやってる人は仮想通貨ウォレットはお持ちでしょうからその辺のハードルはないはずなので、ちょっと試しにいかがでしょうか?