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仮想通貨リスク(LSK)のVOTEを使ってLISKを増やそう。(その1)

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  • kurumakun
  • 2018/05/30 00:18
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仮想通貨の一つにリスク(LISK)があります。

危険のリスク(RISK)と間違われがちで、『リスク(LISK)に投資するのはリスク(RISK)が高い』という精神的なところからリスクに投資するのをためらっている人も多いのではないでしょうか。

そんな中、今回私が記事にするのはリスクの投票機能(VOTE)についてです。

これを設定することで、リスクを増やすことが出来るのでちょっとしたお小遣い稼ぎが出来ると思うと楽しみですよね。

今回は2つの記事に分けて書いていこうと思います。

このページ(その1)は、


『投票機能(VOTE)とは。リスクのフォージングと投票機能を理解し、より多くのLISKを投票でゲットしよう。』


をテーマに記事を書いています。順番に読むのがめんどくさいと思う方は以下に、(その2)の記事へのリンクを貼っておきますのでクリックして飛んでください。


その2)Lisk nano Wallet をダウンロードし投票(VOTE)に参加しよう。

 (現在作成中)


1.リスクのコンセンサスアルゴリズムはdPoS

 仮想通貨のコンセンサスアルゴリズムとして代表的なものが以下です。

1 POW(Proof of Work)

 ビットコイン イーサリアム(現在) モネロ ジーキャッシュ など 

2 PoS(Proof of Stake)

 イーサリアム(今後) ダッシュ ネオ XP など

3 PoI(Proof of Importance)

 ネム など


コンセンサスアルゴリズムとは通貨の取引が行われたときにその取引が正しいかどうかを認証する方法で、認証に成功した人がその報酬として通貨を受け取ることが出来るのです。その受け取る作業が『マイニング』などの言葉で表現されています。

ちなみそれぞれについてざっくり説明すると


・PoWはとにかく計算速度の速いCPU(現在はASICが主流)を持った人が認証に成功する。

・PoSはとにかく保有枚数の多い人が認証に成功する。

・PoIはとにかく多くのコミュニティに参加するなどし、スコアを上げた人が認証に成功する。


それに対し、リスクは dPoS(delegated Proof of Stake) というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。

dPoS方式とは、まず選挙形式で選ばれた上位101名が代表者(=delegated)となり、取引の承認を行っていく方法です。

取り引きの認証者になる作業のことをビットコインではマイニング(採掘)といい、リスクではフォージング(鋳造)という言葉を使います。

リスクはProof of Stakeという名前はついているものの、任意の人物がブロックを生成できる可能性のあるProof of Stakeとは少し異なります。

ちなみにリスクは1回のフォージングで得られるLISKの枚数が毎年減っていきます。いわゆるビットコインで言う半減期というものです。

その半減期の時期は予定では日付が出ていますが、実際は取引のトランザクション数によって決まりますので、リスクの人気が上がってきて取引数が増えれば予定よりも早く半減期を迎えることになります。

参考までに

現在~2018年10月 4LISK

2018年11月~2019年10月 3LISK

2019年11月~2020年10月 2LISK

2020年11月~  1LISK

の予定です。『手数料報酬が減っても通貨の価値を維持するためには、その通貨の価格を上げないといけない』という定理のもと、半減期が来ると価格が上昇する要因になるとも言われています。


2.フォージングが出来る条件

リスク(LISK)において、フォージングをするためには


1.リスクの保有枚数を多く持ち、

2.より多くの投票数を得、

3.投票数上位101位に入り代表者(=delegated)となる。


これによって、フォージングする権利を得られます。

この101位以内の代表者が取引の認証を行い、認証出来た者に手数料が支払われます。


3.上位101位に入らないとフォージングに参加できないの?

結論から言うと上位101位に入らなくてもフォージングに参加しLISKの枚数は増やすことが出来ます。

リスクは上位101位に入ることでフォージングする権利が得られ、枚数を増やしていくことが可能となるのですが、上位101位に入るためにLISKホルダーから投票されなければいけません。

そしてLISKホルダーは『この人が代表者になってほしい』という人に投票(VOTE)し、自分の保有枚数分を票として預けることが出来るのです。

そして自分が投票(VOTE)した人が上位101位に入ることが出来れば、その人がフォージングで得たLISKの一部をもらうことが出来るという仕組みになっているのです。

つまり、


自分が投票される側になり上位101位に入る


自分が投票する側になり上位101位に入る人に投票する


のどちらかを使ってフォージングによるリスクを受け取ることが出来るということなのです。

これはまさに政治の選挙と同じですよね。

投票される側は

『私は上位101位によく入りますので、私に投票すればより多くのフォージングで得たLISKをあなたに与えることが出来ますよ』

『私をあなたの票で上位101位に上げてください。そうすればより多くのフォージングで得たLISKをあなたに与えることが出来ますよ』

など、より多くの票を得るために工夫をしています。

さらに政治と同じような政党みたいなものがあって、チーム戦にもなっているのです。

代表的なグループとして

Elite Group Membes(構成メンバーは54人)

GDT pool(構成メンバーは33人)

Sherwood pool (構成メンバーは6人)

があります。(グループ名をクリックするとそのグループのHPに行けます。その中でmembersの欄にメンバーが載っています。)

ちなみに、

 Elite Group Membesのメンバー54名中54名全員が、

 GDT poolのメンバー33名中32名が、

 Sherwood poolのメンバー6名中3名が、

上位101位に入っています。(5月10日現在)

なぜ、上にあげた3つのグループのメンバーの多くが、たくさんの票を勝ち取り上位101位に入っているのかというと、投票する側に旨味があるからです。

その旨味と言いますと、


1.Elite Group Membesの旨味

上位101位にメンバー全員が常にいるので、フォージングで得たLISKをもらえる確率が高い。

Elite Group Membesの規約にフォージングで得たLISKの25%を必ず有権者(投票者)に分配しなければならない(ただし、中国人のエリートメンバーは除く)というあるので、投票者はより高確率でLISKをもらえる。

その代わり投票者は54名全員に投票しないとフォージングで得たLISKを貰えない。

つまり、Elite Group Membes54名全員に投票しないとLISKは貰えないが、全員が常に上位101位にいるのでフォージング出来た人はElite Group Membesの可能性が高いですし、そのメンバーからあなたはLISKを受け取ることが出来ますよ。というのがElite Group Membesの旨味です。


2.GDT poolの旨味

GDTメンバーがフォージングで得たLISKはいったんGDTプールに保管します。

その後、以下の旨味が投票者に与えられます。

上位101位にメンバーのほとんどが常にいるので、フォージングで得たLISKがGDTプールに行く確率が高い。

投票者は金・銀・銅のランクに分かれ、以下のようにフォージングで得たLISKが分配される。

銅報酬:プールに移動したLISKの90%が投票者に銅報酬として分配される

銀報酬:GDTスポンサー(joo5ty、5an1ty、slasheks、alepop)全員に投票をすると、銅報酬+GDT報酬を受け取ることが出来る。(全員101位以内)

金報酬:GDTメンバー(33人)全員に投票すると、銀報酬+GDTボーナスのシェアを受け取ることが出来る。(32人が101位以内)

つまり、GDTのスポンサー全員(4人)に投票すれば銀報酬、メンバー全員(33人)に投票すれば金報酬がもらえるよ。というのがGDT poolの旨味です。


3.Sherwood poolの旨味

Sherwood poolのメンバーは6人いるのですが、そのうちの以下にあげるコアメンバー3人全員に投票すればSherwood poolからの報酬を100%受け取ることが出来る。

 Robinhood(6位)、 Liberspirita(38位)、 Liskpro.com(97位)

また、3人全員に投票しない場合は報酬の50%しかもらえない。なので、3人全員に投票し100%の報酬を受け取ってください。というのがSherwood poolの旨味です。

Sherwood poolの残りの3人には特に投票をしなくてもいいですが、この3人がフォージングできた場合は、この3人がフォージングで得たLISKの60%がSherwood poolにいくということなので、皆さん投票してこの3人も101位以内に入れてくださいと言う感じですかね。

ということで、上にあげた3つのグループのメンバー全員に投票するのが、出来るだけ多くのLISKを受け取るための近道になりそうですね。


4.何人にも投票できるの?

LISKホルダーは最大101人までしか投票できません。

また、1回の投票に1LISKが必要で、その1LISKで最大33人に投票することができます。

なので、もし101人に投票したい場合は33人+33人+33人+2人と4回投票する必要があり、合計4LISKが必要になります。

最後の2人のために1LISK使うのがもったいないと思う方は3LISKで99人に投票すればいいと思います。


5.どれくらい報酬がもらえるの?

理論上では保有枚数の0.9%が1ヶ月で増えていくみたいです。

つまり100枚保有していれば0.9枚、500枚保有していれば4.5枚、1000枚保有していれば9枚が1ヶ月で増えていく計算です。

現在は1LSKが約1000円なので100枚保有していれば900円、500枚保有していれば4500円、1000枚保有していれば9000円が1ヶ月で増えていく計算です。

まあちょっとしたお小遣いにはなりますよね。


では、次の記事に、設定方法を書いていきますね。


その2)Lisk nano Wallet をダウンロードし投票(VOTE)に参加しよう。

(現在作成中です)


最後まで読んでいただきありがとうございました。


私が書いた別記事はこちらから見ることが出来ます。


公開日:2018/05/30
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おもに自分がやりたいことにどんどんチャレンジしていったことを記事にしていこうと思います

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