関ジャムという、関ジャニエイトがやっている番組があるのですが、
いつも音楽を深掘りした事柄を、一般人にもわかるように噛み砕いて話しています。
裏側、深掘りしたことを、いわばその道のプロが話していて、次にゲストとしてその人が出て、またその人の話題に出た人がゲストで来て、というように広がりもあり、まじで専門チャンネルとも言え、まさにどんな素人でも、楽しみながら玄人になれる番組なんです。
スピッツまじで深い。
こんなに深い歌詞があるのか、という驚愕。
早速いきましょう。
まずは
曲がこちら
歌詞がこちら
〜参考〜
片隅に捨てられて 呼吸をやめない猫も
どこか似ている 抱き上げて 無理やりに頬よせるよ
いつもの交差点で 見上げた丸い窓は
うす汚れてる ぎりぎりの 三日月も僕を見てた
待ちぶせた夢のほとり 驚いた君の瞳
そして僕ら今ここで 生まれ変わるよ
誰も触われない 二人だけの国
終わらない歌ばらまいて
大きな力で 空に浮かべたら
ルララ 宇宙の風に乗る
これが、"交通事故"や"後追い自殺"にも捉えられる比喩表現になっているんです。
呼吸をやめない猫が、どこか僕に似ていて、
"丸い窓(カーブミラー)"から"三日月(彼女)"が僕を見ていて
"驚いた君の瞳"ということは、僕が亡くなったから。
待ち伏せた夢のほとりで生まれ変わって、"誰もさわれない二人だけの国"
ってことは、霊体になって天国に行くとも言えます。
また、"大きな力で空に浮かべたら宇宙の風に乗る"ってところもそう解釈できます。
まさかこんないい歌が、そんな風になっていたなんて。
そして、
曲はこちら
歌詞がこちら
可愛い君が好きなもの ちょっと老いぼれてるピアノ
さびしい僕は地下室の すみっこでうずくまるスパイダー
洗いたてのブラウスが今 筋書き通りに汚されて行くだからもっと遠くまで君を奪って逃げる
ラララ 千の夜を飛び越えて走り続ける
可愛い君というのが、僕の好きな人で、その僕の好きな人が、
この曲が出た頃のピアノのイメージは、お金持ちの家にあるイメージだったので、これはつまり、"お金持ちのおじさん"
スパイダーは、まさに僕のこと。
洗い立てのブラウスが、僕の好きな人のことで、その彼女がおじさんに...
奪って逃げる。
また、僕は別の視点にも見えて、
洗い立てのブラウスがが、白紙の楽譜で、
スパイダーが、蜘蛛の糸みたいな感じで、音階の線。
そこに筋描き通りに汚して、音符を書いていく。
君という出来上がっていく曲を、誰にも真似できないところまで、逃げていく。
そしていつになっても聴いてもらえる線の四つを超えて走り続ける曲にする
このように、様々な解釈ができる、自由な歌詞なんです。
学校では、作詞者の意図を汲むことが"正解"とされるが、
本当はそれは、"最適解"なんです。
円周率を3.14と考えることは、あくまで"最適解"なんです。
この文章が表す作者の意図や、その主人公が家に帰った理由も"最適解"なんです。
個性的な見た目によらず繊細。
アルペジオという奏法で行うギターテクニックや表現はまさに圧巻。
掴みバッチリ。
しっかりとした技術。かっこいい。
実は盛り上げ役。
ライブの時も駆け回っている
そして、
彼が、作詞してる。
また、パンクを歌ってもバラードを歌っても、あの甘い声で、スピッツ節を出している。
セックス(sex)とデス(death)がテーマになっていて、
三日月とか尖ったもの"性的な表現"で、丸みを帯びたものが輪廻転成的な意味を持っていて、"生死を表現"している、
まさに天才。
いや、変態。
音楽の変態たち。すごい。まじで。
プロデューサーがヒットを狙って、コードとかをちょっとずつ調整していたり。
ロビンソンでも、サビが、途中のものと、曲の終わりのものと違っていて、数学的な仕掛けがあると言っていて、そこに、もう一度リピートしたくなるようになっている。
また、メロディーではなくコードにこそ切なさがあり、
なのにスピッツにはメロディーに切なさがある。
では、
大事よ。実践。
ではでは、どうやってやりましょうか。
そやな。
・伝えたいテーマ、コンセプト
・考えてみた比喩表現
・簡単な詞にする
そーやなー。
ん。
なんかひらめいてきた。
テーマは「就活」
コンセプトは「将来に悩む学生が、葛藤や挫折を経ている就活時代」
葛藤---->人にあげるなら買える肉
挫折---->お気に入りだった靴
就活---->いす取りゲーム
悩む学生-->まだ書き始めの日記
将来---->こどもを欲しがる君
いす取りゲームが、明日から始まる。
まだ書き始めの日記を手に取り、こどもを欲しがる君に思いを馳せる
この日々をどう生きて、僕は一体どうありたいのか。
お気に入りだった靴を、僕はまだ眺めている。
人にあげるなら買える肉も、自分に買うには高すぎた。
どのいすに座ろうか。
いや、僕は本当に、いすが欲しいのか。
うーーーんおもしろい 笑
ただこう見ると、まだ言葉に一貫性がなくて、ストーリーが伝わらないな。
お肉の話を入れるなら、全部、スーパーでの買い物にしたり、
例えば、
「大量の買い物かご」「退屈そうに働くレジの人」「まだ売れてないしめじ」「割引シールを貼られたベーコン」「お菓子をねだる子供」とか使うといいんだろうなー。
なるほど、スピッツさん。
ぜひみんなも。実践してくれ!
同じテーマでもいいし、「ALIS」でもいいし、「買い物」でもいいぞ!
実践は大事だ。
知ったら知識だが、やったら知恵になる。
曲には、
聴くだけでなく、
という楽しみ方もあるのだ。
ここまで読んでくれたあなただけに、
TODAY IS A GOOD DAY FOR YOU...