「模試(偏差値)を追放」すると“民主主義の勝利”なの?
新潟県の小学校では、明治憲法と、当時の民間人が手がけた私擬憲法「五日市憲法草案」の内容を比べる授業が行われた。発表されたリポートによると、授業を担当した教員は児童に、五日市憲法草案を「日本国憲法と考え方が似ている」として提示。双方の違いを検討させて、児童が「民主主義の憲法が選ばれなかった理由を、当時の時代背景に照らし合わせながら考えた」としている。
ただ、これは前提が誤っている。そもそも、五日市憲法草案は昭和43年に東京都あきる野市(旧五日市町)で発見されたもので、明治憲法制定時に世に知られていなかった。このため、明治政府が双方を二者択一とし、あえて五日市憲法草案を選択せずに明治憲法を制定したかのように進めた授業は、歴史を大きく捻じ曲げている。
私は右翼でも左翼でもないが、自分の思想を広げるために生徒や学校を利用してはいけないと思う。左翼の人たちは、どうしても私たちの先人を極悪人に仕立て上げないと気が済まないらしい。自分の思想に合ったように歴史的な事実を曲げてしまう。
その点は、韓国の人たちと似ているので右翼の人たちは左翼の運動に韓国や共産主義の中国から資金が流入しているのではないかと疑っている。私は戦前の天皇バンザイの政治体制が良いとは思わないけれど、日本が共産主義国家になったら大日本帝国より酷い国になると思う。
難しい理屈は興味がないが、共産主義の大国だったソ連は崩壊したがプーチンのロシアのやり方は賛成しかねる。生き残っている共産主義国の、北朝鮮、中国、キューバが理想の国なんて、とても思えない。
でも、戦争にならず、その国の人が幸福なら自分の価値観を押し付ける必要はない。それぞれの国が好きにやればいい。ただし、事実と異なる(つまり、嘘)教育は良くない。新潟の話だけではない。ここ三重県も、日教組の牙城なので歪んだ教育がなされている。
現実には受験は蹴落とし合いの面があるのに、机を5つ強制的に集めて「班」をつくらせ“教え合い、助け合い”教育が盛んだ。受験は椅子取りゲームの面があるから、ライバルが席を奪ったら自分の席が無くなる。なのに、強制的に(調査書をちらつかせ)“助け合い”を強制する。
先生方は、そこに左翼思想の理想を見ているらしい。なんと頭の中がお花畑なんだろう。中学生でも、もっと現実を知っていてしらけている。私の塾生たちは
「偽善の極み!」
と言う子が多い。
だから、教師には自己満足に浸らせておいて塾に来て勝手に勉強を進めている。生徒の方が教師より、ずっと大人なんです。特に、上位の5%に入らないと合格できない四日市高校の受験生などは
「成績順位を出すのは競争を煽るのでお知らせできません」
という教師にあきれ返って、塾の模試を受けまくっています。
あまりの現実離れ、浮世ばなれした先生方の指導方針には生徒はついていきません。