「京医4名、阪医4名合格講師」による受験対策講座(414)
学校革命=スクールレボリューション(105)=
〇社会にはない学校の「異質さ」
市民の社会では自由なことが、学校では許されないことが多い。 たとえば、どんな服を着るかの自由がない。制服を着なければならないだけでなく、靴下や下着やアクセサリー、鞄、スカートの長さや髪のかたちまで、細かく強制される。どこでだれと何を、どのようなしぐさで食べるかということも、細かく強制される(給食指導)。社会であたりまえに許されることが、学校ではあたりまえに許されない。
逆に社会では名誉毀損、侮辱、暴行、傷害、脅迫、強要、軟禁監禁、軍隊のまねごととされることが、学校ではあたりまえに通用する。センセイや学校組織が行う場合、それらは教育である、指導であるとして正当化される。 正当化するのがちょっと苦しい場合は、「教育熱心」のあまりの「いきすぎた指導」として責任からのがれることができる。生徒が加害者の場合、犯罪であっても「いじめ」という名前をつけて教育の問題にする。
こうして、社会であたりまえに許されないことが、学校ではあたりまえに許されるようになる。
内藤 朝雄(明治大学准教授)
Many things that are free in a civil society are not allowed in school. For example, there is no freedom in what clothes to wear. Not only do they have to wear uniforms, but they are also forced to wear socks, underwear, accessories, bags, skirt length, and hair style. They are also forced to eat what, where, with whom, and in what manner (school lunch instruction). Things that are allowed in society are not allowed at school.
Conversely, things that are considered defamation, insult, assault, injury, threats, coercion, house arrest, confinement, and military-style behavior are commonplace in schools. When done by sensitivities and school organizations, they are justified as being educational and instructional. If the justification is a bit strained, they can be absolved of responsibility for "too much guidance" out of "educational zeal. When students are the perpetrators, even if it is a crime, it is named "bullying" and made into an educational issue.
In this way, what is unacceptable in society becomes acceptable in schools.
Asao Naito, Associate Professor, Meiji University
〇合格実績
2023年度 大阪大学「医学部」3名
2022年度 京都大学「医学部」 京都大学「経済学部」
2021年度 京都大学「理学部」 京都大学「経済学部」
2020年度 京都大学「工学部」2名
高木繁美。「高木教育センター」塾長。
名古屋大学卒業後、アメリカユタ州で中学校教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。京大二次試験英語81%の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。桑名市役所前の塾でも指導中。