為末氏は「出生率が死亡率を上回らない限り、このままいくと日本消滅するだろう」というイーロン・マスク氏の投稿を引用し「私もそう思いますと」と同意し「そんなに遠くない未来に大変厳しい選択を迫られる時がくると思います」と予想した。
その上で「この件に関しての私個人の役割は 1、日本で育っているすべての子供と子育て世代を支援する世論を形成する 2、移民に対しての議論を活性化させ寛容な空気を作り、日本在住の外国人が暮らしやすい仕組みを作る 3、日本人が自立し、意識が外に向くような考えを世にばら撒く。だと思っています」と持論を展開。
少し想像して欲しい。
生まれた時からずっと私服で学校に通っていた。学校ではチョコでもキャンディーでも売っている。化粧も自由。もちろん、髪型も鞄も自分の好きなものを使える。クラスという制度も部活も存在しない。午後2時半になったら学校には掃除をする人しかいない。
そんな国から日本に来た子は、日本の学校をどう思うだろう。これから人口が激減していき外国人を受け入れないと成り立たない社会になると予想されている。その時に、ガラパゴス化している学校や社会の仕組みのままでは誰も日本に住みたいと思わないだろう。
私がこのようなことを書くと、必ず
「日本には日本のやり方がある。外国人に合わせる必要はない」
という反論が来る。つまり、「何も変える必要はない」という主張だ。でも、そうしてきたら日本社会は国際的に見て異常な姿になってきた。先進国の中で給料が上がらない唯一の国になり果てた。
韓国に追いつかれ、追い抜かれ、中国の脅威に怯える情けない国のままで良いのだろうか。アメリカ、イギリス、フランスなどの民主主義諸国と同盟を組まないと安全保障が保てないのに、専制独裁国家のような学校の仕組みのままで良いはずがない。
1,強制的なブラック部活は自由化する
2,クラスは解体して大学のように授業毎に移動する
3,ブラック校則は全廃する
4,制服は業者との癒着で高価すぎる。廃止すべき。
今すぐこのくらいの“民主化”を行わないと、イーロン・マスク氏や為末氏の言うように日本が消滅するかもしれないと危機感を持ってほしいものだ。