「織田信長」の魅力=不真面目のすすめ=
皆さんは戦国武将で誰が一番好きですか?私は「織田信長」。彼は小さい頃は「尾張の大うつけ」と呼ばれていたそうですね。父親の葬儀の時に位牌に線香の粉を投げつけたことも有名です.
彼は自分の弟を殺しているし、妹を政略結婚させているし、長島や比叡山では大虐殺を行っている。私は彼の部下には絶対になりたくない。家康の部下なら安心して仕えられるかもしれないけれど、信長ではいつ殺されるか分からない。
でも、信長はその欠点を補って余りあるほどの業績も残した。たとえパクリと言われても、楽市楽座に見られる経済政策。三段撃ちと呼ばれる鉄砲による戦法。安土城に見られる城郭建築。どれもこれも先進性に溢れるものばかり。
なぜ信長にそれが出来てライバルの戦国大名には出来なかったのか。その根本的な理由は信長が不良だったからではないのかな。彼は、今の日本社会に生きていたら暴走族やヤクザの総長にでもなっていたかもしれない。
予備校講師をしながら日本の中学生や高校生を見てきて思うのは、日本人は「真面目」すぎるのだ。まだまだ戦後の軍国主義教育から抜け切れていない。私はアメリカの中学校で教師をしていたことがある。アメリカの中学生に「同じ服を着ろ」「同じ髪型をしろ」「同じ参考書を使え」「クラブ活動は全員強制である」などと強要したら暴動です。
会社も絶対服従の忖度社会です。行政はカチカチの縦割りです。これでは、日本には明るい未来が訪れません。日本社会が国際的に転落し続けている理由は何でしょう?結果には、必ず原因があります。それは「真面目にやれ」という学校教育の根本的な間違いにあると思います。
学校の教師が何と言おうと、着たい服を着て、好きな髪型をし、授業進度など無視して自分の学力に応じて勉強する。校則などクソくらえ。部活など参加する必要もない。教師は、それを「悪いこと」と言うだろう。そうじゃない!!それは「自由」なのだ。基本的人権である自由権を生徒から奪って人権侵害をしているのは教師なのだ。
いや、教師は下っ端なので校長会、教育委員会、文科省といった利権集団。
老害の高齢者は下剋上の戦国時代や、若者が主導権を握った明治維新に学んで早急に引退してほしい。あるいは、バックにまわって若者を支えてやってほしい。「自由にものを言える悪者」たちにリーダーの座を譲ってほしい。そういう自由にものが言える社会になった時、日本は再生される。