「京医4名、阪医4名合格講師」による受験対策講座(411)
学校革命=スクールレボリューション(102)=
〇日本におけ❝天才❞の変遷
昭和40年代のテレビ番組には、よく❝天才少年❞が出演していた。山手線の全ての駅を暗記している少年や、小学1年生なのに大人並みの漢字を使いこなせる少女が出演していた。
しかし、現代ではそのような少年をもてはやす人はいない。なぜなら、山の手線の駅など検索一発で調べられる。漢字などPCの「変換」ボタンの意味くらいしかない。
その後、8桁ほどの数字を瞬間的に加えることができる少年が世間を驚かせていた。しかし、ソロバンの暗算の手法を評価する人は電卓が普及してからいなくなった。
今は「Google翻訳」があるので、英語が読める人を羨ましいと思う人が減っている。英語の勉強が「翻訳」ボタンの意味しか持たなくなっている。ChatGPTに微積分の数式を打ち込めば完全な計算ができる日も目の前になっている。
電卓、電子辞書、スマホ、ChatGPTのいずれも、学校は「禁止」から始まり最後に認める。学校は、時代から一番遅れている世界。
In the 1960s, "boy geniuses" often appeared on TV programs. There was a boy who knew all the stations on the Yamanote Line by heart, and a girl who could use kanji characters as well as an adult despite being in the first grade of elementary school.
Today, however, no one admires such boys. This is because, for example, you can look up a station on the Yamanote Line with a single search. Kanji characters are only as good as the meaning of the "convert" button on a PC.
Later, a boy who could add about eight digits instantaneously surprised the world. However, people who appreciated the Soroban method of mental arithmetic have disappeared since calculators became popular.
Now that we have "Google Translate," fewer people envy those who can read English. Studying English has become little more than a "translate" button, and the day when you can type a calculus equation into ChatGPT and get a complete calculation is just around the corner.
Whether it is calculators, electronic dictionaries, smart phones, or ChatGPT, schools start with "no" and end with "yes". Schools are the world's most behind the times.
〇合格実績
2023年度 大阪大学「医学部」3名
2022年度 京都大学「医学部」 京都大学「経済学部」
2021年度 京都大学「理学部」 京都大学「経済学部」
2020年度 京都大学「工学部」2名
高木繁美。「高木教育センター」塾長。
名古屋大学卒業後、アメリカユタ州で中学校教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。京大二次試験英語81%の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。桑名市役所前の塾でも指導中。