「ワンクリック」で自分の人生を破滅させる若者
スシローの「なめなめ少年」が大炎上している。でも、多くのコメンテーターたちの言葉には大切な視点が抜け落ちている。それは、たぶん実際に中学生や高校生を指導していないからだろうね。
一部の“心の広い”文化人たちが逆張りで少年を擁護する言葉を吐いている。それで、自分の名前を売りたいあざとさが鼻についてやり切れない。じゃ、あなたは他人の唾液付きのスシを食べられるのか?売り上げが激減したスシ店のバイト切りにあった勤労少年・少女に金をあげるのか?
「少年の本名や高校名は、動画と同様にすぐにネット上で拡散してしまいました。動画は海外でも拡散されており、少年の顔や名前は全世界で半永久的に残ってしまうでしょう」(WEBメディア記者) さらに、その余波は本人家族たちだけでなく周囲の人にまで及んでいる。
普段から、大多数の生徒たちは悪ふざけを繰り返す“クラスメイト”にうんざりしているのですよ。しかし、学校の教師たちは建前だけの「クラスの一致団結」なんて夢の中に生きているので
「アイツらは生きている値打ちもねぇ!」
と、内心思っている大多数の生徒の気持ちがまったく分かっていない。
「騒動が起きてから、少年が通っていたとされる高校にはクレームの電話が相次いだそうです。『東スポWEB』では高校の教頭が、“数えきれないほどの電話があった”と明かしています。また、『NEWSポストセブン』によると少年はすでに自主退学をしたそうです。学校にこれ以上迷惑をかけられないと責任を感じたのかもしれません」(前出・WEBメディア記者)
そういう本音を吐き出せない日常の中で、アホな生徒が事件を起こすと大っぴらに攻撃できるチャンスとばかりに日頃の鬱積している鬱憤を大爆発させてしまう。普段から、アホな生徒は「この迷惑ばかりかける大バカ者!」と叱ってくれる社会ならこんなことにならないと思うよ。
今は、チョット叱っただけで“モンスター”の保護者が学校に駆け込んでくる。暴言だ、イジメだ、と騒がれる。だから、教師も自分の立場を危うくしてまでアホ生徒を叱らない。放置しておく。もともとバカな生徒は「何をしても大丈夫」と勘違いして歯止めが亡くなり自滅する。
コンプライアンスを徹底するとなると、契約文書などのダブルチェック・トリプルチェックを行ったり、電子メールのやりとりで済むところを「紙の書類を郵送→押印→返送」の手続きを踏んだり。これらは、管理コストを増大させます。
これが自社だけならまだいいのですが、取引先や外部パートナーの管理コストも引き上げてしまいます。コスト増だけでなく、スピーディーな展開を妨げられた相手は、自社へのエンゲージメントが低下し、取引に影響がでることも考えられます。
つまり、自社の過剰なコンプライアンスによって、外部パートナーにも負担を強いる状況になった結果、いい協力者が離れていってしまう可能性もあるわけです。
私も中学生・高校生を指導する仕事をしていますが、少し注意するとパワハラだコンプライアンス違反だと責められるくらいならアホ生徒は放置します。近いうちに自滅していくのだろうけど、そんなの自業自得だからね。自分が損をしてまで救ってあげる必要はないんですよ。
日本社会は病んでいますよ。“落ちこぼれ”対策ばかり大声で叫んで、その一方で真面目で優秀な生徒は教師や教育委員会に絶望している。不満を鬱積しているのに気付いていませんもんね。私の指導させてもらっている優秀な生徒たちは、SNSで叩かれている生徒に同情など1ミリもしていませんよ。「ザマァミロ!」ですもん。
スシローでは2023年1月、醤油ボトルの注ぎ口や湯呑みをなめてそのまま元の場所に戻すなどの迷惑行為をする客の動画が拡散され、株価が下落した。企業側は被害届を出し、岐阜県警が偽計業務妨害の疑いで捜査していることが報じられている。迷惑行為をした人に民事責任も問う方針だ。 このようなスシローの対応について、弁護士に考えを尋ねたところ、もっとも多かったのは「賛成」(72%)との回答だった。「やや賛成」(17%)とあわせて、約9割が企業側の対応を支持していることになる。「どちらとも言えない」が9%で、「反対」「やや反対」はそれぞれ1%にとどまった 。
「賛成」と回答した弁護士からは「保護者の責任も検討すべき。損害額はかなり莫大で、加害者側は破産することになると思うが、責任追及したことを社会に発信し、同種犯を防止することができると思う」など、予防の観点からのコメントも寄せられた。
もっと普通の真面目な生徒に視線を向けた学校づくりを求めます。