「京医4名、阪医4名合格講師」による受験対策講座(372)
学校革命=スクールレボリューション(63)=
〇最優秀層の東大離れが始まった
フリーライターの加藤紀子さんは「たとえば東大合格者数日本一で知られる開成高校でも、『東大一択』という状況ではなくなりつつある。高校1年生の時点で1割は海外進学を考えるようになった」という――。
私は毎日高校生の受験指導を行っているので、現在の高校生の動向に敏感だ。賢い高校生は、日本の学校に見切りをつけつつある。強制部活やブラック校則。そして、あまりに低レベルの教師と授業。これでは、芽を摘まれることを恐れた優秀な生徒たちは海外に逃避したくなるのは必然なのだ。
いくら強調しても、私のような田舎の塾講師の言葉など教師・教育委員会・文科省の役人の耳には届かない。優秀な人材に「頭脳の海外流出」と騒ぐ人がいるが、何もしない。自分の保身が最優先なので、若者の未来などどうでもいいのだ。
日本の企業の国際的な地位が落ち、日本人の生産性は上がらず、国力は低下の一途をたどっている。当然の帰結なのだけれど、みんなで貧乏になれば怖くない。
I am sensitive to current trends among high school students because I teach high school students to take entrance exams every day. Smart high school students are giving up on Japanese schools. Forced club activities and black school rules. And too many low-level teachers and classes. It is inevitable that bright students, fearing they will be nipped in the bud, will want to flee abroad.
No matter how much I emphasize, the words of a rural cram school teacher like myself will not reach the ears of teachers, the Board of Education, and Ministry of Education officials. There are those who make a fuss about the "outflow of brains overseas" to talented people, but they do nothing. They do not care about the future of young people because their own self-preservation is their top priority.
The international standing of Japanese companies is declining, the productivity of the Japanese people is not increasing, and the nation's power continues to decline. It is a natural consequence, but if we all become poor, there is nothing to fear.
〇合格実績
2023年度 大阪大学「医学部」3名
2022年度 京都大学「医学部」 京都大学「経済学部」
2021年度 京都大学「理学部」 京都大学「経済学部」
2020年度 京都大学「工学部」2名
高木繁美。「高木教育センター」塾長。
名古屋大学卒業後、アメリカユタ州で中学校教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。京大二次試験英語81%の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。桑名市役所前の塾でも指導中。