「京医4名、阪医4名合格講師」による受験対策講座(390)
学校革命=スクールレボリューション(81)=
〇選択肢は二つだけ。学校を信じるか、自分を信じるか。
雄二さんの語調が変わった。
「大学の広報という最高の再就職先を手に入れるために、自分が校長に在職しいている間に、広報として自分を雇ってくれそうな大学に、在校生をたくさん受験させようとするのです。そんな進路指導はありえませんよね。子どもたちの未来へつながる選択を、自分の定年後の仕事のために平気で左右するなんて、私には考えられない。考えられないというか、許すことができないと思いました。しかもその理由が、再就職先にしたい大学をとてもいいと思っているからではないのです。彼らが大学の広報部長として再就職したい理由はお金と名誉欲でしょうね」
生徒の方が最近しばしば口にするのが
「進路指導では、必ず国立大学を推してくるんだよね」
という台詞。まだ学校を信じている生徒が多くて、勧められるままに受験して浪人になったり不本意校に進学したり。
高校側は生徒のことなど考えていません。とにかく、進学実績を上げなければ少子化の時代だからヘタをすると廃校になりかねない。自分の職を失ったら大変だから、生徒が撃沈しようが「合格したら儲けもの」くらいの軽い気持ちで推してくる。
私は現役の高校生の頃から、教師を信用していなかった。中には良い教師もいるでしょうが、私は原則「自分だけを信じて生きてゆく」つもりです。他人が自分のことを本気で心配してくれるなんて、甘すぎる。
Students often say these days
"In career guidance, they always recommend national universities, don't they?
This is a common comment from students. Many students still believe in the school and take the entrance exam as recommended, and end up becoming a ronin or entering a school of their choice.
The high school does not care about the students. Anyway, if they don't improve their school performance, they might close the school if they mess up because of the declining birth rate. They are afraid of losing their own jobs, so they push with a light heart, thinking that even if a student sinks, they will make money if he or she passes the exam.
I have not trusted teachers since I was a current high school student. Some of them may be good teachers, but as a rule, I intend to "trust only myself in life. I am too naive to believe that others really care about me.
〇合格実績
2023年度 大阪大学「医学部」3名
2022年度 京都大学「医学部」 京都大学「経済学部」
2021年度 京都大学「理学部」 京都大学「経済学部」
2020年度 京都大学「工学部」2名
高木繁美。「高木教育センター」塾長。
名古屋大学卒業後、アメリカユタ州で中学校教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。京大二次試験英語81%の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。桑名市役所前の塾でも指導中。