「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(190)
記事によると、ロシアが制圧を目指すウクライナ東部のドンバス地域で現在、建設需要が高まるなか、ロシア国内で仕事を放棄して身を隠している北朝鮮労働者が増加した。ロシアの消息筋は「労働者は、間もなくウクライナの新しい建設現場に移動するというニュースを受け取った後、多くの人が逃げた。建設作業員だけでなく管理職も逃げ出している」と証言。別の消息筋の話では、極東のウラジオストクの建設現場は空っぽの状態になっているという。
私はローガン中学校で日本の修学旅行の写真を見せた時の彼らの反応が忘れられない。
「ミスター・タカギ、これは刑務所の写真ですか?」
と質問を受けた。
最初は意味が分からなかったけれど、段々わかってきた。アメリカでは、全員が同じ服を着ている集団は刑務所くらいしかない。自分の好きな服を着る自由も、好きな場所に勝手に行ける自由も奪われているのは犯罪者くらい。
日本の学校の先生は、よく次のように言う。
「制服を廃止したら、生徒が華美な服装をして風紀が乱れる」
本当にそうだろうか?小学校や大学では私服でも風紀は乱れていない。
外面だけではない。日の出から日没まで学校に縛り付けて置くのは虐待だ。部活なんて制度は世界中を見てもほとんど見られない。クラス制度も虐待だ。イジメにあうから保健室に避難したり登校拒否になっている子の声は先生には届いていない。
私のいたローガン中学校にはクラスという単位はなく大学と同じで、授業毎に生徒がクラスを移動していた。部活はないので、午後2時半になったら学校は消灯で誰もいなかった。
ブラック校則、ブラック部活で生徒をしばりつけて、学校の先生の望ましい行動を強要するのはプーチンや金正恩のやり方と基本的に同じ。自由をできるだけ限り奪い、自分の言うとおり行動するよう強制する。
強制部活は自由化するのは当たり前のこと。
自分の人生は自分が決める。他人に決めてもらう必要はない。
ずっと言い続けてきたけど、最近「校則廃止」「部活の民間委託」「制服自由化」などが少しずつ実現しつつある(地域もある)。喜ばしいことだけど、歩みが遅すぎて国際的に通用しなくなりつつある。
高木繁美
「高木教育センター」塾長。名古屋大学卒業後、アメリカユタ州のローガン中学校で教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。